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雨
認知症の母はオバケの形をした練り切りを見て私に何度も『これどうしたの?』と聞き、『作ったんだよ』と答えると新鮮な驚きと共にニコニコしながら食べてくれた。
母は今いる家が自分の家なのかどうか分からなくなっていた。『ここって私の家?』とずっと心配していた。認知症、進んでいる。きっとこの延長線上に『自分の本当の家に帰る』という言葉と行動があるのだろう。
母のプライドを傷付けないよう極めて優しい言葉を選び、私から迷子札の提案をした。母はすんなり受け入れた。すんなり受け入れる位には『家が分からなくなったら困る』という不安があるのだろうと思ったら、何だかとても寂しくなった。
お母さん。お母さん。お母さん。


コメント
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漫画で描く余地なかったらDQ家の設定集とかでもいいから出して下さらないかな
母上のこととかDQ家の奴隷はどうしてたのかとか父上が人間を同族と思ったきっかけとかミョスとの関係とかド様の目の秘密とか

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きっとうちの親にも訪れる、そして私にも訪れる 最後のお母さんへの呼びかけ、色んな気持ちが詰まってて泣いちゃう
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その優しさを見習いたいです。 僕は多々反省しないといけないですね。
二条大麦
難しい問題ですね それでも雨さんは最善の選択をしたなあと感心してしまいました