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楓花(ふうか)
王国歴902年、エレクティオン王国。
俺はそこで生まれた。
この王国の名前はどうかしてる。でも仕方ない。
何故ならここは異世界で、俺も巷で流行りの異世界転生を果たした元人間だ。
この国には剣も魔法もない。
えっ?と言われてもないものはない。
戦いも戦争もステゴロオンリーである。
しかも殺しにまでは至らない。
ちゃんとその際においての「拳者の書」も城の神殿で一般公開されている。
ページ数4Pのうっすい冊子だが。
そして俺もお約束通り、勇者に抜擢された。
鍛えに鍛え、戦いに戦った。
もう俺の上に強いものはいない。
たったは1人を除いては。
この世界には魔法はないが、魔王なるものは存在する。
「魔」とは…となるかもしれないがそういうことになっている。
そしてその魔王、そいつに勝てない。
肉体的にじゃない。俺はこの世界で地上最強の生物と呼ばれているのだから。
問題はその魔王が、私と心中しようとして共に死んだ、元カノ「妙ちゃん」だということだった。
そして俺は今日も魔王城の扉を叩く。
門番が重々しい扉を開く。
「えっ、また来たの?懲りないねぇ…」
「妙の様子はどうだ」
「荒れてる荒れてる。アンタが常に側にいないとあの人八つ当たりで殴る蹴るは…早く嫁にもらってやってくれよ…」
「そいつは出来ない相談だ」
「だろうな…俺だってやだもん…」
魔王の間、妙ちゃんはどデカい椅子に大股びらきで座って膝の間に手を置いて前のめりになり
「照くーん!やっと来てくれたー!!」
「まだ前に会ってから4日しか経ってないんだが…」
「まだ、じゃないよー。私にとっての4日は4年…40年、いや、4千年…」
「まぁ、分かったから話を聞け。みんな君に迷惑してるんだ。君の八つ当たりでけしかけてきた奴らも『実はこんなことやりたくはないんですよ』とか言いながら戦意もなく襲いに来てる。こっちは奴らの精神のケアで大変なんだよ」
「それもこれも照くんが来ないのが悪い」
「妙ちゃん、君が俺に何をしたか覚えてるか?」
「うん、殺した」
「そうだ。後頭部をハンマーで殴り刃物で背中と腹部を複数回刺した後、それでも死なないから自分もろとも灯油をかけて燃やしたな」
「照くんのそのタフネス好き♡」
「そゆこと言ってんじゃない」
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りずむ
行かれる方、歌って踊って楽しんできてください😆❤️🔥
初参加のフェスに自分のバンメン引き連れて参加は、こへくん心強いね(*´꒳`*)✨
熱々の感想post楽しみにしてます🥰
#アラバキ
#松下洸平

港区女
#裏アカ女子と繫がりたい
#裏アカ男子と繋がりたい
#オフパこ募集
#裏アカ男子と繋がりたい
#裏アカ女子

陽気な
今夜から福岡弾丸ツアーなので午後から病院にお泊まり予定のレイちゃんです。 夜中からの雷で散々私達を起こしたレイちゃん、爆睡中💦
お迎えは火曜日、お友達もいて楽しいお泊まりですからね(*>ω


メタル
横浜BUNTAI QUEENDOMは
いつもと意味が違う
巨大大会は
ストーリーのフィナーレと
次の予告を意味する
だが今日のBUNTAIは
BUNTAIの杮落としであると同時に
年始から右往曲折あった
STARDOM新時代の杮落としでもある
物語の起点のビッグマッチ
こんな機会はそうそう無い
#STARDOM

🏳️
『プレゼントは僕の時間だよ🥰』
『私の時間返して』

くぼた(
ポケマスのシナリオはオチよりも道中のかけあいやオタクテキストがメインなんだなというのを最近は理解できたのでそのへんはもういいやと思うようになっている

戌ヒト
大学生?くらいの男女が四人(男3女1)
前にいて
こっちを振り向いてはニヤニヤというか
めっちゃ爆笑してたけど(頭やばっとも聞こえた)
抜かしざまに
「こんなことで人見下して楽しいか?」
って言ったら気まずそうにしてた
ごめんなイヤホンしてたけど
この曲前奏38秒無音や

圧倒的
自信あった4文字を並び替えて試したんだけど、あんちょこ発掘したら2/4文字しか合ってなかったwwみんな気をつけてね(こんなアホは私だけ)

はる

あいか
2ヶ月ぐらい前から自宅にサチコさんというお客さんが来ていると思い込んでいて、お茶やお菓子を用意すると言い張り、仏間に行っても誰もいないことを見ると家中探し回るらしくて、コレがほぼ毎日なのでかなり厄介と言う話。
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楓花(ふうか) 投稿者
王国歴904年、魔王と勇者の間に子供が生まれた。 戦争は終結。まぁそもそもこの異世界での戦争なんてただの力比べで、終わったら相手同士褒め称えるのが、拳者の書にも記されている礼儀。 妙ちゃんはすっかり大人しくなって、数年後、自身のレストランを開いた。 料理がうまい妙ちゃんの店は大盛況で、俺かといえば計算も料理も出来ないから名ばかりの店主だ。 「あなたー、オムレツ18番テーブル!」 「はいよ」 盆を取ろうとした手に皺まみれの手が重なる。 「マスター、後は私めにお任せを」 「じいじ…」 執事はニッコリ笑って軽やかに運んでいった。 「俺のやる事ないな」 「あるわよ」 妙ちゃんが言う。
楓花(ふうか) 投稿者
「そうよ。愛された事なんて一度もなかった。私なんて…でも照くんだけはそんな私に優しくしてくれた。虐められてた私を庇ってくれた。私には照くんしかいなかった」 メガネ娘が憐れんだ目で俺を見つめる。 「照さん。あなたの気持ちも分かります。その重責も承知です。だけど…だけど男なら、最後まで背負い切ってあげてください!」 分かってた。俺は逃げてた。逃げてもいい。だからここに来たんだと思ってた。でも結局こうなった。ならばもう腹を括るしかない。 「妙ちゃん。よく聞いてくれ。すまなかった。俺は逃げてた。それで救われると思ってた。でもそんなわけなかったんだ。だって俺は結局君の所にこうやって来てしまうんだから」
楓花(ふうか) 投稿者
「照くんが私のお婿さんに来ればいいんだよ?」 「だから何度も言っただろ。俺たちは終わったんだ。お互い別の道を歩んだ。そうだろ?」 「でも私には結局照くんしかいなかった」 「そんなことない。他にいくらだって…」 「照くんしかいないの!照くんじゃなきゃダメなの!」 もうこういう問答というかそんなのにすらなってないものがこれまで何度も何度も続いている。 「照くんがどーしても嫌なら…私も力づくでいくしかないって事…分かるよね?」 「いや、その理屈はおかしい」 でももう妙ちゃんの手には刃物を含む凶器がいくつも握りしめられていた。 この世界には剣はないと言ったな? あれは嘘だ。 だって妙は魔王だもの
楓花(ふうか) 投稿者
「もう俺は逃げない。確かに君はまだ問題だらけだ。片付けなきゃならない事が山ほどある。でも俺は逃げない。だから妙ちゃんも、逃げないでくれるか?俺から。何よりも、自分自身から」 妙ちゃんの両手から武器が落ちた。 目から涙も一筋落ちた。 妙ちゃんは俺にしがみついて泣き出した。 「照くん〜!ごめんなさい〜!分かった!私、逃げない!照くんの最高のお嫁さんになる!その為ならなんだってする!頑張る!頑張るから〜」 メガネ娘が親指をグッと立てた。 俺も力を振り絞って返した。 そうだ。俺にもあと一押しが必要だったんだ。 俺も、女と変わらなかったんだな。 自分の事しか考えてなかったんだ。
楓花(ふうか) 投稿者
虐めに虐め抜いた俺の皮膚は今やワニの皮膚のように硬い。 だけどそれでも容赦なく皮膚は裂ける。だって彼女はプロだから。武器もお手製のものだから。トマトだってほら、見てくださいよ、数ミリ単位で薄切りできます。 それでも俺は殴れない。妙ちゃんを殴れない。女には手を出さないとか、そういうのじゃない。まず、攻撃が避けられる、届かない。一方的な展開になる。 「俺の筋肉が邪魔をするっ!」 そう、俺はボディビルダーだった。 元々戦闘向きではない。速さについていけない。妙ちゃんのテクニックに目が追いついてない。刃の軌道が読めない。相手はプロ(略 諦めるしかないのか。 またあの激しい責めの毎日に戻るのか。