投稿
もね
ライブを一緒に見て、カフェで余韻も楽しんで、電車に乗って乗換駅にたどり着いたのに、もう一度会いたくて私の家まで引き返してくれた親友と、今日の映像をみながらご飯を食べた。語り合い、途中からは折り重なって歌いながら。
私のすすめた漫画をよむ親友と、ぱらぱらと買ったZINEを眺めたり、CDを取り込んだり、ネイルを塗り直したりする私。同じ部屋、同じ光、同じ音を共有しながら、少しの間ふたりで生活をする。
私は一人でいる時よりなぜか心地よくて、しばらくできなかったような、音をただ聞いて、それに自分の全てが満たされていて、たまに思いのままにうたって、っていう時間をもてたりした。それがあたりまえに許されて、横から「いい音!」と言ってもらえたりする。
今日のライブで心がすべて洗われて、ひかりで満たされていたから、ほかのことをなにも考えず、なににもとらわれない時間を過ごせた。重力のかからない心はこんなにも自由で、楽しい。夜、好きなものを詰め込んだ部屋と好きな音楽にかこまれて、キャンドルの優しい灯に照らされて、親友が隣にいる。ここにはわたしを傷つけるものはなにもなくて、あるのはただ私がたどり着いた豊かさだけだ。読んだものから、良い言葉もみつけた。読み上げると親友が太陽みたいな顔で微笑んでくれる。
この時間のことを、人は幸せと呼ぶのだと思う。
私は飲めないけど、酔った親友がふわふわと踊り出して、私もくるくる回る。親友が楽しくなって、繋がったiPhoneの充電器を持っては「これで縄跳びしようかな」とか言い出す。とてもかわいらしい。
親友が缶の残りが飲みきれないのだといって、余った少しの時間にちょうど、『忘れっぽい天使』が流れる。ふたりで歌う。
台所の間接照明に照らされて、さらさらと語り合いながら、音に体を預けて、それはそれはとても美しい時間だった。いま同じ生き方をしたからか、次これ聴きたい、が重なったりもした。
誰かが来るのは久々で、だけどちょうど掃除が済んだばかりだったのは、神様がそうしてくれたのかな。辛いことがあると必ず幸せなことをくれる。
いま隣で、親友が眠りについている。少しでもよく眠れるといいな、と願いながら私は文字を明日にのこす。幸せな寝息と記憶で、私もきっとうまく眠りにつける。
こんな夜があるのなら、私は何度だって生きなおせる。
コメント
話題の投稿をみつける

准音さ

ひくー

のり🐥

Masaё[
#ABCカミラジ

ヨヒラ

٩(メラ

粉❗

ろー

ゆしゃ

スーパ
愚痴は言っても 結局別れないんですね。
じゃそういう事で('Д')ノシ #teljin
もっとみる 
関連検索ワード

もね 投稿者
おやすみなさい。
うさこ
素敵な言葉で綴られる最高な夜、読んでて幸せになった
ナ太郎
胸がいっぱいだーーーー。私が熟睡してる間に昨日の夜のことこんな素敵に書いてくれてたなんて( ; ; ) もね大好き。ありがとう☺️