愛の契約: 義務と権利の心理学｜GRAVITY(グラビティ) SNS

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楓花(ふうか)

2022/08/28

愛されたいと願う人達へ向けて。

人を愛し、愛されるということは
義務と権利のように「セット」になっている。
これはいわば「契約」のようなもので
しかもこれは書類のようにわかりやすい形では
存在しない。
もちろん「結婚」という形はそこから先の話という前提だ。

私は人に愛されたいと願った。
でもそれには人を愛さなければならないと
いうことにすぐに気がついた。
愛は、重い。凄まじく重い。
時として命を犠牲にするほどに重い。
いや、愛すなわち命なのかもしれない。

とにかく、私の愛は重かったわけだ。
でもその対象を間違えるとストーカー扱いされたり、逃げられかねない。
だから対象をまずはしっかりと見定めた。
でもその見定め方は恐らく常人とは違う。

マッチングアプリなどでは
容姿や年齢、趣味や職業、病気の有無、
家事ができるか出来ないか
子供が欲しいかそうでないか、などの項目が
優先されるだろう。

でも私はそんなこと知ったことではない。

「相手の愛がどれだけ重いか」
そこだけだ。
つまり

「どれだけ人を愛したくて、人に愛されたいか
　それをどれだけ真剣に考えてるか」
を重視した。
「契約」の存在を理解してるか、してないか。
そこに絞られるわけだ。

こういう人間は普通の人間からは
「ヤンデレ」やら「重すぎるやつ」やらと
レッテルを貼られがちだが、関係ない。
「覚悟」があればいい。
「契約」を交わしたなら一生守り通す「覚悟」だ

それでも現実はそう簡単にはいかない。
現実は覚悟を簡単に打ち崩すし、
実際の私の判断ミスだっていくらでもあった。
覚えているだけでも私と契約を交わした人間は
6〜7人いる。
それだけの失敗を繰り返した結果、今の
「結婚」があり、「家族」が存在する。

ここから先が本題だが、
この「契約」というセットの概念を知らない、
あるいは無視すると、当然のごとく破局を迎える。
「愛されたい」だけでは愛せない。
「愛したい」だけでは愛されない。
言い換えれば
「構ってよ」だけでは「あんたのことなんて知らない」
「大切にする」だけでは「私は犠牲になってもいいから」となるのだ。
そりゃ、上手くいかなくなるに決まってる。

今の時代、愛されたいと願う人は多い。
それだけしんどいからだ。癒されたい。
だがそれだけならば、風俗にでも行けばいい。
覚悟がなければ。