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楓花(ふうか)

楓花(ふうか)

「彼女がフラグを折られたら」
の主人公颯太の甘やかされっぷりを見ると
羨ましさとかより幸せが溢れてたまらん。

というのは颯太の持つ過去と運命が
凄まじく過酷なものであることは
よほど自分と主人公をシンクロさせたい人間でない限り、ハッキリと分かることで
それでもなお彼を放っておけない周りを取り囲む彼女達の事情もまた、凄まじい説得力をもって描かれているからだ。

颯太も颯太で自分の都合に彼女達を巻き込ませたくないと、必死に彼女達をまこうと序盤は必死になるし、それゆえのシリアスさもある。
しかし颯太の持つ孤独と人を突っぱねようとする優しさを彼女達は本質から理解して、逆に着いて行こうとするのだ。

現実では起こり得ないこういう「優しさ」というのがなぜこの作品の中で成立しているのかというのもちゃんと序盤で説明されている。
そして、実は起こり得ないといっても、ある程度までは再現可能な構成になっているのも絶妙な所である。

颯太が世界そのものを拒もうとすればするほど
彼女達は着いてくる。
アヒルの親子のように着いてくる。
「独りになりたいんだけど…」
といっても
「独りにはできないです!そんなの寂しいです!」
「そうやよ!ふと振り返って隣を見た時、いつでもうちらがおるんやよ!」
「独りでいるから悪い方向に考えるんだぞ」
「そうよ颯くん。お姉ちゃんも颯くんの悩みに気づいてあげられなかったから…ダメなお姉ちゃんでごめんね」
もう彼女達のアンストッパブルな愛のパワーを
どうしようもできない颯太だが
「トイレなんだが!?」
「拭いてあげようか?」
「断る!!」

こんなの読んでて幸せにならない方がおかしいよね。
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コメント

ヒデ

ヒデ

1 GRAVITY

す、すごい圧だ。 愛が、愛が重すぎるような気がしなくもない。[大笑い]

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楓花(ふうか)
楓花(ふうか)
愛って重いものなんじゃないかなぁー、って私は思います。 重いことには何の問題もなくて。 問題になってくるのはそれを受ける側が、その愛を要らないと思っていたりするところなんですよね。 対象が違うならストーカーにしかならないし、受け止めきれないなら逃げるしかない。
1 GRAVITY
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