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ゆぴを


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momo
アクア−Devil
波の音が遠くで響き、潮の匂いが鼻をくすぐる中、砂浜のど真ん中に、彼女はいた。
おばさん。
年齢は45〜50歳くらいだろうか。
正確な年齢など誰も聞かないし、聞く必要もない。
なぜなら彼女がそこに「いる」だけで、周囲の空気が変わってしまうからだ。
濃い紫と金色の派手なビキニ。
普通なら「やりすぎ」と笑われて終わるはずの配色が、彼女の上でなぜか「王者のマント」に見える。
日焼けした肌は均一に小麦色で、たるみなんて微塵も感じさせない。
肩幅は広く、腕には自然に浮き出た筋肉のライン。
そして何より——その立ち姿。
両手を腰に当て、顎を少し上げ、遠くの水平線を見据えている。
まるで「この海は私の庭だ」と言わんばかりの堂々たる構え。
周囲の若い子たちは、思わず視線を逸らしてはまたチラチラ見てしまう。
インスタ映えを狙ってポーズを決めていたギャルグループでさえ、彼女の存在感の前に自然と声が小さくなっていた。
「ねえ、あの人ヤバくない…?」
「存在が濃すぎて逆に怖いんだけど」
「でもなんか…カッコいいよね…?」
そんな囁きが聞こえてくる中、彼女はゆっくりと歩き出した。
砂が舞うたびに、まるで大地が震えているかのような錯覚を覚える。
パラソルの下で彼女のグループ(おそらく同級生か幼馴染だろう中年女性たち)が待っている。
その中の一人がビールを差し出すと、彼女は豪快に一気飲み。
空になった缶を握り潰し、
「ふぅ——っ!
まだまだ夏は終わらんぞぉ〜!!」
と、よく通る声で叫んだ。
その一言で、半径30メートルくらいの空気が一瞬にして祭りモードに変わった。
知らないおじさんたちが「オーッ!」と拳を上げ、子供たちがキャッキャと笑い、さっきまで気まずそうにしていた若者たちまで拍手し始める始末。
彼女は満足そうに笑って、再び海の方へ向き直した。
波打ち際まで堂々と歩いていき、膝くらいまで海に入ると、両腕を大きく広げて大きく深呼吸。
その背中は、
まるで古代の女海賊が船の舳先に立っているかのようだった。
太陽がちょうど彼女の背後に沈みかけていて、逆光の中でシルエットが浮かび上がる。
圧倒的。
圧倒的に、そこに「いる」。
ビーチの誰もが——少なくともその瞬間だけは——
彼女こそがこの夏の主役だと、なんとなく感じていた。
終わり。

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