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ふんわり名人きなこ餅

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はるか昔から「無から有を生む創作」は神格化され、まるで神秘の錬金術のように崇められてきた。しかし、そんな完全無欠の創造など幻想にすぎない。厳密に言えばすべてに始まりはあるのだろうが、その“始まり”を担えた人物など、人類史全体を見ればほんの一握りだ。

今この世界に溢れる作品や文化、さらには過去の遺物に至るまで、すべては始祖から脈々と受け継がれ、枝分かれし続けてきた「模倣と反復と発展」の積み重ねだ。どんな表現にも必ず雛形があり、そこから派生した結果として今の多様な文化が存在している。

そして、その模倣や反復の中で生まれた発展こそ、人類にとって極めて価値ある文化的営みだ。たとえ自分の好みに合わない作品であっても、「パクり」だのと粗製濫造のように決めつけ、下卑た言葉で貶すべきではない。他者の権利を著しく侵害するケースは別としても、そうした表現ですら、場所や文脈が変われば文化的価値を見出せることもある。

そもそも、完全無欠な“文化的オリジン”を生み出すこと自体、成熟した現代の芸術世界ではほぼ不可能だ。崇高なオリジナル作品として世に出ているものも、多くは作者が無意識のうちに憧れた誰かの表現を受け継いでいるにすぎないと言っても過言ではない。

芸術の価値を何によって決めるのかは、複雑で繊細な問題だ。ただ少なくとも、絵柄や構図の模倣程度を声高に非難する行為は、作品に込められた作者の想いや、そこに見出され得る多様な価値を不当に貶める、極めて浅はかな態度ではないだろうか。
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