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ゆかり
もう、何をするにも寄り添っていないと何一つおぼつかなくなった頃の母。
寝床に行くまでの宵の時間、静かに一緒にコタツで隣に座っていた。
夕飯に、拉麺等を食べていたみたい。
トッピングにたっぷりの野菜を乗せてあり、
食べ終えた母に、煮野菜をもう一口食べないか?と、話し掛けた。
母は返事をしないで深く座っている。
私は母を覗き込んで、
そうか寝た方が良さそうかなと思い、ベッドに行こうかと話し掛ける。
母は黙って応じ、私は支えてコタツを出る。
歩きながら、そうだうがいをしようとか、
スリッパ持って来るからそこに居てねとダイニングの横を通る時に、ちょっと立っていて貰う。
横にあったスリッパに手を伸ばした所で目が覚めた。
隣に座っていた母のほっそりした肩の感覚がリアルに残っている。
黙って座り込んでいた母の肩に手を回して、いつもの様に抱きしめた感覚。
いつもいつも元気いっぱいで楽しそうだった母が、最晩年の僅か一年にも満たない、何も覚束なくなった頃。
私って、もっと優しく出来なかったかなと今も思うけど、
そうか。こんな優しい時間を持てていたんだなと、
少しあったかい気持ちになれた。
亡くなった日は、私の寝かせ方が悪かったのかと今も悔やんでいたけど、
いや違う。自分の両手があるのに姿勢を変えられなかったのは、もう生きられなかったということなんだとハッと思い直した、
その気付きに応えてくれたのかな。
何だかそんな気がしたことだった。
子供みたいにムスッと座っていた母と、
覗き込んでご機嫌を伺う私。
親子逆転だったけど、そんな日々が改めて愛おしい。
コメント
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ちゃぴ

かな

™️
気にしない人もいると思うけど、こんな人間が世の中をよくできる人に育つとは思わないし、意味あるかな。


毒親による後遺症あり
私が幼少期にたくさんの友情を育んだ温かくて古いあの小学校から見える広い景色が好き
たくさんの思い出が胸に込み上げてくるよ
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ありおん
お母さんが夢を通して遊びに来てくれてたのかもですね[笑う]