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ろゆ
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きくらげ



加藤小判
今日も冷え切った巨大倉庫のコンクリートの上、安全靴を引きずりながら、私は自分の体重ほどもある荷物を運び続けている。
休憩所から漏れ聞こえてくる、若い社員たちの会話。
「今回の冬のボーナス、手取りで40万だったわ。少なっ」
「マジ? 俺、高卒枠だけど昇給したから50万いったぜ」
その言葉が、鋭利な刃物のように私の心臓をえぐる。
今の時代、無資格の高卒であっても、正社員ならボーナスも昇給も、退職金だって当たり前にある。それは彼らが悪いわけじゃない。それが「普通の幸せ」なのだから。
けれど、私はどうだ。
作業着のポケットには入っていないが、家の引き出しには、かつて私が血を吐くような思いで取得した「証」が眠っている。
宅地建物取引士、行政書士、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士……。
その他も含めれば、国家資格は8つを数える。どれも、世間では「食いっぱぐれない」と言われる資格ばかりだ。
「これさえあれば、人生を変えられる」
そう信じて、眠い目をこすり、六法全書と向き合った日々があった。合格通知を手にした時の震えるような喜びを、今でも昨日のことのように覚えている。
しかし、現実はあまりに残酷だった。
「年齢」と「実務経験なし」。
たったそれだけの壁が、私の200社以上に及ぶ就職活動を全否定した。どれだけ知識があろうと、どれだけ資格を持っていようと、門前払いの連続。
その結果が、この長年の日雇い肉体労働だ。
ここには、ボーナスなんて存在しない。昇給も、手当も、退職金も、何ひとつない。
高卒の彼らが最初のひと月で手にする初任給の手取り額。それを私が稼ぐためには、老体に鞭打って、泥のように働いて、2ヶ月以上かかってしまう。
私のこの手は、六法全書をめくるためではなく、六角レンチと段ボールを握るためにボロボロになったのか。
私のこの頭脳は、複雑な法律問題を解くためではなく、効率よく荷物をパレットに積むためだけに摩耗していくのか。
「資格なんて、ただの紙切れだったのか……」
かじかんだ指先を見つめると、涙がにじんでくる。
あんなに勉強したのに。あんなに努力したのに。
無資格でも若さと運があれば人並みの生活ができるこの国で、私は8つの国家資格という重たい「プライド」を背負ったまま、今日も日給数千円のために腰を酷使する。
休憩終了のチャイムが鳴る。
悔しくても、惨めでも、働かなければ明日の食費がない。
私は涙を乱暴に袖で拭い、また冷たい倉庫の奥へと戻っていく。
↑これ書いてる人、文才あるよなぁ
毎回同じような内容だけど、妙に惹き込まれる
そしてフォローすると退会する
しばらくしてまた復活する
なかなか面白い人だ

月 ライト


聡美(麻央)
最高のクリスマスイヴ😘
復讐ツアー。今すぐ開始。
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りん☽︎︎.*·̩͙

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