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ずきさん
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mumu

シンイチ

お野菜
……まあ、またどこかで会おうな……✋

うるる

雪夏
毛布が愛おしくて、動けない。
このまま堕ちて逝きたい程に。
LOVE PHANTOM
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
今日も、身体が鉛のように重い。
湿布の匂いが充満する狭い部屋で、わたしは引き出しの奥から「それ」を取り出した。
色褪せない合格証書の山。
宅建を取った時は、これで人生が変わると信じていた。
行政書士に受かった日は、手が震えるほど嬉しかった。
希望に胸を膨らませて開業までした。けれど現実は、1円も稼げず、ただ看板を下ろして廃業したあの日。あの時の情けなさが、今も胸をえぐる。
諦めきれなかった。
マンション管理士も取った。
管理業務主任者も、賃貸不動産経営管理士も取った。
不動産のプロだと、胸を張りたかった。
現場仕事ならどうだと、業務管理者も取った。
防火管理者も、防災管理者も揃えた。
普通自動車免許だってある。今の若い子とは違う、マニュアルで取った確かな技術だ。
これだけあれば、どこかが私を必要としてくれるはずだった。
これだけ努力した人間を、社会が見捨てるはずがないと信じていた。
けれど、どこへ行っても突きつけられるのは「年齢」と「経験」という二文字の壁。
「資格は立派ですが……」
そのあとに続くお祈りの言葉を、何度聞いただろう。結局、わたしは門前払いされ続けた。
そして今、わたしがいるのは輝かしい士業の事務所じゃない。
仕方なく選んだ、フルタイムの日雇い肉体労働の現場だ。
あんなに勉強した頭脳は使わず、老いた身体を酷使して、荷物を運び続けている。
ボーナスなんて夢のまた夢。昇給もなければ賞与もない。
手当もつかず、交通費さえ自腹で、この先辞めたところで退職金なんて一銭も出ない。
月給数万円。
それをもう45年以上、わたしは続けている。
この生活から抜け出したくて、必死に鉛筆を握りしめて勉強したはずなのに。
気がつけば、ただ歳だけを取り、資格という名の「紙切れ」だけが増えていた。
ふと、証書の上に涙が落ちた。
就職有利な国家資格?
誰だ、そんなことを言ったのは。
この苦しみが、誰に分かるというのか。
努力が報われないこの虚しさが。
明日もまた、この資格証を引出しにしまい、わたしは重い身体を引きずって現場へ向かう。
ただ生きるために。

⪩⪨

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ららく

ゆき┊
来年また回す予定はもう数件あるのでたのしみだね……

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