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かうたこんべ

かうたこんべ

昼は一人でも平気、夜は孤独が怖い。
一人暮らしを始めてからも朝起きたときに孤独を感じることはない。
もしかしたら、孤独は起きてから少しずつ溜まっていって寝る直前がピークになって。
寝たら空になる。そういう砂時計みたいなものなのかもしれない。
ときどき、誰かと関わることで別口から砂が漏れていくみたい。
孤独に慣れて強く行きたい私と、孤独を紛らわすぐらい大勢の友達が欲しい僕と、孤独な時間からしか得られない思考や思想を欲する俺は同居している。
3人で陣地取りの国盗り合戦しているみたい。
朝と夜で優位が変わるし、何か出来事があったりすりと形勢が変わるし、時間や孤独を忘れて何かに没頭して休戦になることもある?
グラビティにいるとたくさんの人の孤独を感じる。
でも、グラビティは万人にとってそれを満たすものたり得ない。
もちろんグラビティで満たされる人もいるわけだが。
人は灯りを手にして夜も過ごすようになる。
人はインターネットを通して遠くと繋がるようになる。
それでも人はまだ孤独である。
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