ましぶさんいっつもオーラスがいちばん楽しいから今日ほんとに楽しみなんだけどそれはつまり帝国が終わってしまうということで──────────それならいっそ今日なんてないほうが──────────

グラ友に私のキイロイトリみたいな友達ってどんな友達？って聞かれたので、作文してみました[笑う]

作文「キイロイトリのような友達のこと」

私には、キイロイトリさんのような女友達がいる。
出会ったのは、今から16年前の夏。
ネットで小説を投稿していて仲良しになって。
どこに住んでいるかも分からないのに、ある日、ゲリラ豪雨があったとき、同じタイミングで雨に降られて彼女の乗っている電車が止まったとの彼女のコメントを見つけて。
何の気なしに、近所の止まっている電車の路線を言ったら、それ当たっていた。
ネットで繋がっているって、そういうところがこわいのだけど、面白いところでもある。

彼女とは、その後、他の友達とリアルで3人で会うことになり、その人となりを知っていくことになる。

彼女を一言で言うと、「究極のめんどくさがり屋さん」
それまで普段から人に気にされないように生きてきていた。人に気にされたら、めんどくさいから。その結果、空気のような存在感をつくり、どんなに変ったことをしていても、誰も気に留めないようなキャラクターを作り上げていた。
私に出会うまでは、平穏な彼女の世界が広がっていたのに。私は、その子が色々とおかしな行動をしていることに気づいてしまった。

例えば初めて2人でランチした時。
2人ともナスとモッツァレラチーズのトマトパスタという、同じパスタを頼んで、食べ始めていて。
私が「このチーズ美味しいね」と声をかけて、彼女のお皿を見たら…チーズがひとつもない！
それどころか、ナスも！！
で、「具はどうしたの？店員さんに言う？」と聞いたら、「いや、食べました！邪魔者は先に片付ける習慣が…」って。
ナスとモッツァレラをスパゲッティを食べる際の邪魔者と、のたまって。
「ゆ、ゆうさんに、見つかった！」と、その時の慌てっぷりが、キイロイトリ。

もう、あとは、私の興味はパスタから彼女に完全に移り変わり、質問責めからの、パスタの食べ方指導に進んだのだった。

そんな彼女は、私におもしろいやつ認定されてしまったのち、職場でも、家族の中でも、存在感を隠せなくなり、徐々に人の暮らしを始めた。

彼女の結婚のきっかけをつくったり、相手を見つけたり、結婚式で息子がリンクボーイをしたり、今も仲良しな友達。