学会に教授がついていくぐらいおに子でも知ってる｜おにぎの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

3日の夜はさすがに暇…。待機場所は薄暗い場所。あまり人が行き交う時間でもないし急行の最終バスも到着した。やっと休めると久々に車を停めて甘い物を食べて音楽を聞いていと…
⁉️ヘ❓️人影❓️見ると悲惨な表情をした若い男の子が立っていた。
「こんな時間にどうされましたか❓️」

「○○まで幾ら位掛かりますか❓️」

「スキー場の方ですね。その辺りだと1万円位掛かりますよ。どうされましたか」

「そうですか…。実は最終の急行バスの中で寝てしまってこちらまで来てしまったんです。仕方ないからバスターミナルで寝ようと思ったらバス会社の人が来てターミナルは施錠するから交番に相談するようにいわれました」

「で、交番に行かれたんですね？」

「はい。だけど交番のパトカーでスキー場方面は管轄外で送れないからタクシー会社に相談しろといわれて…」

「フム…そういう事ですか…」

「実は手持ち金も残り5000円しかなくて…行ける所まで行って貰えませんか？」

冬期間…今年の北海道は確かに暖冬だが、これからの時間帯はマイナス気温になる…途中で降ろして遭難事故になったら目覚め悪いしな…しかし、あの交番の警官…寒空のしかもマイナス気温になる時間に困ってる旅行者を放り出すか？人でなしめ…。

「手持ち金5000円を全て使ったら困るでしょう。少しは残しておかないと…この辺りは途中に大きい町がある訳ではないので遭難の可能性もありますので…ま、乗ってください。私も仕事なので無料と云う訳には行きませんが、3000円で宿まで走ります。お話は道々お聞きします」

大阪から来た19歳の１人旅。兄弟が多く、家族で旅行に行くのが難しいから１人で冬の北海道に来た…と。
若いうちにいろいろな場所を見ておくのも大切な事です。私も19歳位の頃はかなり１人で旅をしてましたよ。日本の果てにはこんな地域もあるのだと覚えておいてください。

とお話をして宿に送り、本拠地に帰って来るまで電話は１本も鳴らなかった…暇だったし…ま、いっかぁ…。君の若い頃の旅の記憶に出演出来て良かったよ。