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周公瑾

周公瑾

春の頃、若き日に高山を登り、
袂をはためかせ雲を凌ぎ、翠の峰々を越える。
時折危ない岩に踏み立ち、遠い山々を眺め、
閑かに夕日を誘い、重なる波と共にする。
意気を込めて蒼海を眺め、
勢いのある波を挽き止め、碧い天を突き破ろうとする。
松の音を聞きながら、自然に清らかな詠み調と和せ、
鶴と共にして、野趣の楽しみを頻りに添える。

今では痩せた杖を頼りに旧跡を尋ね、
むなしく枯れた楓に対し、歳の寒さを嘆く。
霜が鬢の糸を染め、心はだんだん淡くなり、
塵が胸の中に侵み入り、思いはやはり安らげない。
身は蜉蝣のように年日が短く、
志は燃えかけのろうそくのように、夜明け前の闇を照らす。
わたしは青山が今枯れ果てたことを惜しみ、
青山がわたしを見る時も、このような姿だろう。
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