共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

すずめ

すずめ

ロケットペンダント。
いつ何があっても大丈夫なように、何があっても良いように。
在家のうちはずっと身につけておきたくて、4枚入れる事ができるロケットペンダントを購入していた。
中の写真を考え抜いた結果、大切な宝物を入れる事にした。

息子との写真。
1歳の誕生日に写真館で撮ってもらった唯一の、誰かに撮ってもらったツーショット。
つい先日、夏休みに遊びに来た息子と、一歳の時と同じような構図で撮ったツーショット。
もう別れた人だけど、あの人と息子とのスリーショット。あの日、ものすごく幸せで、手を繋いで歩いてくれたあの人と息子を後ろから眺めていて、隠れて泣いてた。
二人で手を繋いで撮った写真。幸せだなぁと思った瞬間。

私の宝物だけ。
最近気づいた。私は息子とあの人が同列首位で並んでる。
息子かのように思ってる。
本当に息子だったら良いのにな。とすら思った。
そんな矢先、魂の親子という概念の話が飛び込んできた。
年齢や立場を飛び越えて、母子として繋がる縁。
惹かれ合うのは恋愛と一緒だけど、母と恋愛できるか?というとそうはいかない。そのうちに物足りなくなり、窮屈に感じて外に飛び出すが、帰ってきてしまう。
母親だから。
でも帰っては来ても母親に恋はしない。


そういう考え方もあるのね。
まるで誰かの体験のようだわ。
私とあの人なのかもね。

このペンダントはね、息子に海に投げてもらおうと思っているの。
墓には入らないつもりでいる。
海に撒いてもらいたい。
私は、ひとところにいたためしがないでしょう?
この世界にいなくなっても、ひとところに定着しすぎるのは私は窮屈なの。
自由に泳がせて欲しい。
海に帰らせて欲しい。

在家のうちは、守ってもらいたい。
幸せだった瞬間の記憶があるから、私は強くいられる。そんな気がする。

すごく安物のペンダントだけど。

このペンダントは私の一生物。
GRAVITY
GRAVITY15
関連する投稿をみつける
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

ロケットペンダント。