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すずめ
私は今の私で、離婚も経験し、子供との離別も経験し、病との闘いと克服も経験し、恋も手放し愛する事だけが残った今の私。
実家に戻り、家族と同居している。
おかしな点は祖父母、父が存命であり、元気な姿で生活をしている事。
それ以外は基本的に私は今の私として生きていて、私は仕事をしている。
家や街も変なのだ。時代的には今の家電や家具なのに、そこかしこの家具はとても古い物。食器も昔家にあった重い地厚の陶器や、花柄のモチーフのあるグラス、昭和中期〜後期の花柄やオレンジっぽい物が溢れていて。
川にかかる橋は私が子供の頃に流石に遺産レベルで古いと思った木製の橋であったり、大きめの水路を行く舟も昔見た黒ずんだ木製の舟。農工具も昔祖父母と一緒に使った、昭和初期からあるような古い物で。でも一度街に出ると今の文化と江戸から続く伝統工芸が融合したような街並みと、海外の市場やスラムのような雑多な空気のある区画とで分かれている。
そんな夢の中、仕事や家のこと、自分のことに慌ただしく過ごしていて、いつも通りの朝食を食べながら母の口から高校は?と突然話される。
きょとんとしていると、どうやら通信制の高校で大検受験資格を取ろうとしていたらしい。私は大学も行ったというのに。
そう言われて、なんとなくぼんやりとその高校の入学を思い出し、なぜかもう20年以上前に同級生だった数人も同時に入学したことを思い出した。
それぞれ夢のために再出発したいと願っての入学。
私も春の退院の際に、勉強をしなおしたいんだと母に懇願した記憶があったような気がした。
そこで今の9月、なぜか大事なテストを受けなければならないことを忘れていた。
慌てて教科書を引っ張り出して、課題かなんだかの国語、社会、おそらく倫理?算数程度の数学の勉強をしようとするのだが。
その教科書というの、勉強に使う物が面白い物だった。
国語の教科書、として何冊も出てくるのだ。
なぜか夏目漱石、森鴎外など明治・大正時代の小説の寄せ集めのような教本一冊、島崎藤村、与謝野晶子らの詩集、おそらくは漢詩ばかりで訳文もない古ぼけた糸で閉じてあるような本。大量の縦羅線の質の悪い半紙ととにかく筆と硯が必要なこと。
そして社会と倫理にもそれにあてがうような話の小説が何冊か課題として出されていて、もつ既に読んだ事がある本を小論文にまとめるだけの試験だったなと思い出した。
墨が無い事に気づいて、墨を買いに出かけなければならないと家を出て、先に説明したおかしな様子の街に車で出かける。
墨を買い求めながら店まで歩かなければならないのだが、街行く人たちは何故か老若男女和装が多かった。今のラフな格好をしているのは8割方外国人か若い露店の商人やカフェのウェイターだけで、ほとんどが和装。
その街を歩くと、私の五感を刺激する物がたくさん溢れている。
浮世絵やかんざし、反物、鋳物、日本の伝統工芸品や生活道具、東南アジアやアフリカのような価格、漢方だろうか?木の根っこや皮、いろいろな植物を干している赤と金の装飾がある場所。
買った墨を手にさまざまな人種の人がごった返している観光向けの連絡船乗り場をすり抜けて歩いていると、急に静かな場所に出た。
川の上に板を渡して作られた、コーヒー店の残骸のような場所を奥まで入っていくと、下に下る階段がある。
階段を降りて地下に降りるとそれこそ喫茶店の店内のような場所に出て、いくつかのテーブルに古いコーヒーカップやティーポットが人が飲んだ後のように無造作に置かれている。ただ、埃をかぶっていて、だいぶ前にここは閉じたのだろうという雰囲気だった。
さらに奥にまた下に降りる階段を見つけ、私は何が冒険のような気分で階下に降りると、今度は重い劇場に入るためのドアのような物が現れた。
そのドアを開けるとフルートの音色が響いてきた。そこは本棚でできた大きな大きなコンサートホールのような空間だった。
人と顔が合わないように配置されているかのように、独立した半円状の本棚にそれぞれ人が座っている。各半円に一人か二人、くつろいでいる。
ある人は本を読みながら、ある人はフルートの音色を聴きながら、ある人は何かをノートに書きながら思い思いに過ごしている。
私も一つの本棚に座って周りを見ながら、コーヒーでも飲もうかしら?と店員さんを探していると、怒声が響いて驚いてそれどころではなくなってしまった。
何か注文間違いでもあったのか、男性が怒っている。一度だけでなく怒りに満ちた声がホールに響き、少し怖いなと思った。
フルートの奏者も演奏をやめてしまった。周りのご婦人方はヒソヒソと、せっかくの音楽が台無しになったわ、と小声で話合っている。
私もただ傍観していたその時、あるマダムが立ち上がった。
そう怒らないで、この時間を楽しみにしているのはあなただけでは無いのよ。と一言だけ言ってすぐに座ってわたしの方を見た。
目があって微笑みかけられて、私はドギマギしてしまったけど。素直に素敵な人だなぁと思った。
目が覚めたのでこの夢はここまで。
あのマダムの姿がはっきりと思い出せないけれど、私はそんな事をしそうな人を一人だけ知ってる。
元恋人の女性だ。
間違った事が嫌いで、何かあれば自分が言ったり、動いた方が早いというタイプの女性。守りたい物はとことん守り抜く、和を乱す事を正す強さのある、優しさで出来た人。
私が知る、唯一の女性らしい女性。
あの人のようになれたらな。
20年近く経った今の私でも言えるわ。
あなたは素敵な女性。
次あなたに会えるのはもう来世ね。
その時にはお互い、また女同士か男同士がいいわね。
最近は夢ばかり見る。
夢はいいな。いろんな旅ができる。
たくさんの本を読むのも良いけれど、心と脳が紡ぐ物語を見ているのも悪く無いなと思う。
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かえで
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ぱた
焼きうどんもどき
【材料】
・キャベツ(外側3枚)
・もやし(2袋)
・エリンギ(1パック)
・ウインナー(3本)
・うどん(2玉)
・刻みネギ(適量)
・サラダ油、料理酒、麺つゆ、塩
【作り方】
温めてから油を引いて、ウインナーとエリンギを入れる
↓
なんとなくで酒を入れて、キャベツともやしを入れる
↓
嵩が減ってきたあたりで、うどんを袋から出してそのまま入れる(野菜から出た水気でほぐれた)
↓
麺つゆを入れて、塩を入れて和えたあとに、刻みネギを掛ける。
【良かった点】
・腹持ちが良い
・ウインナーも入れて良かった
・スパゲティより後片付けが楽
【改善点】
・うどん1玉、ウインナー1本にしてみる
・食後、料理酒で酔う →塩と麺つゆで味付け

アダン
回答数 89>>
mukkusela
あおなみ線混雑を考慮して友達と途中離脱💦
聴きたかった9mmとかKANA-BOONは聴けたし
超能力戦士ドリアンはめっちゃ面白かったし
Chevonはめっちゃかっこよかった!
すでにバテバテだけど
アラフォーおじさんに2日目の体力は残っているのか果たして、、、





けー
他の人マイク上げてないよ?w
コメントでもいいなら、どうぞ!

𝒀𝑨𝒀𝑨🚋˖˚˳⌖
私の本性は1人ぼっちが好みの人見知りじゃん笑
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