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ハサン
しかし、その中には、自分より上の人を見上げて、自分の人生を取るに足らないものと感じる人もいます。
なぜ、私の人生はこんなふうになったのだろう?
そうやって、自分を責める声が、心の中でこだまします。
もし経済的に恵まれていたなら、もっと良い暮らしができたはずだ。
もし貧しさに苦しまなければ、もっと穏やかに生きられたはずだ。
もし肌の色が黒くなく、美しかったなら、どれほど魅力的に見えただろう。
どれほど多くの女性が、私に恋をしただろう。
…でも、そんな人たちは、自分より下にいる人々のことを
ほんの少しでも考えたことがあるのでしょうか?
もし、わずかでも想像してみたなら、
きっとそんな思いに苦しむことはなかったかもしれません。
この世界には、両目が見えない人々がいます。
神様が視力という恵みを与えなかった人たちです。
彼らは盲目と呼ばれます。
この美しい世界、神の創り給うた数えきれぬほどの美、
解き明かされぬ神秘――
それらを一度も見たことがないまま、
生涯を終える人がいるのです。
また、両手を持たない人もいます。
何も掴めず、何も触れられず、
どんな仕事もできない人々がいます。
両足を持たない人もいます。
だから歩けない、どこへも行けない、
他人に頼らなければ生きられない人たちがいるのです。
さらに、この世には飢えに苦しむ人もいます。
一日に二度、わずかな食事すら手に入らない。
空腹に耐えきれず、ゴミ箱の中の汚れた食べ物を
口にして命をつなぐ人がいます。
住む家もなく、夜は道端をさまよい、
石を枕に眠る人がいます。
人々に足で蹴られながらも、
それでも、わずかな安らぎを求めて眠り続けるのです。
彼らのことを思えば――
私たちはどれほど恵まれているでしょう?
体が不自由な人、障害を持つ人、
虐げられ、忘れ去られた人々と比べて、
私たちはどれほど幸せなのでしょう?
神は望めば、私たちを
同じように不自由に、無力に、
弱い存在として生まれさせることもできたはずです。
そうならなかったことに、
なぜ感謝できないのでしょう?
それなのに――
なぜ自分の人生を、つまらないものだと嘆くのでしょう?
なぜ後悔の言葉ばかりを繰り返すのでしょう?
なぜ創り主への感謝を忘れてしまうのでしょう?
---ハサン

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