江津湖の花火大会も可愛い女と一緒に行けたらいいのになーーーー(ﾁﾗｯﾁﾗｯ

#猫 #猫のいる生活 #猫のいる暮らし
#ノラ美お嬢様
パパに2度拾われた猫
その子の模様は、ラグドールのようでした
でも短毛でした
ブリーダーさんがラグドールを作ろうとした時に、シャムミックスが産まれることもあります
あるいは、何の知識も無い消費者が、ラグドールを買ったとします。
猫の最初の発情期は、5か月くらいです。
無知な消費者は、いきなり子猫を産んだ猫に驚きます
この子がどんな事情の子かは、分かりませんでした
ただ、臆病でした
お母さんと引き離され、知らない街の、知らない公園に捨てられていました
ただ、この子にも幸運はありました
近くに猫好きのご婦人がいて、猫を室内で多頭飼いをしていましたが、2匹だけ、外飼いしていました
2匹とも気が良く、子猫が餌や水をもらいに来ても、気にしませんでした
その子は、人間が嫌いでした
まだ赤ちゃんだった自分を、大好きなお母さんから引き離なし、知らない公園に捨てたのです
その子は、人間が怖くて堪りません
その子を保護しようとする人間も、恐ろしかったのです
近所に昭和風の一軒家がありました
いつからか、その家の縁の下に、子猫用のご飯と、綺麗なお水が置かれるようになりました
子猫は、縁の下の奥で見ていました
いつも同じおじさんが、ご飯とお水を取り換えてくれるのを
時々、大きな猫がやって来ました
そんな時は、必死で逃げました
今までみたいに、怖い日ばかりでは無くなりました
そうなると、寂しさが込み上げてきます
昭和風の一軒家の庭で、お母さんを呼んで見ます
怖いから、大きな声は出せません
にゃ、にゃ、にゃ。（お母さん、お母さん、お母さん）
返事はありません
返事が無いことは、分かっていました
それでも、お母さんが恋しくて堪りません
にゃ、にゃ、にゃ。

にゃ、にゃ、にゃ
返事が返って来ました
見ると、ご飯とお水のおじさんでした

にゃ、にゃ、にゃ

にゃ、にゃ、にゃ

おじさんとのおしゃべりは、少しだけ、寂しさを消してくれました

にゃ、にゃ、にゃ

にゃ、にゃ、にゃ

おしゃべりをした子猫は、おじさんに笑いかけ、カフェオレみたいな色の雨水を、嬉しそうに飲みます

その瞬間でした
おじさんは、その子猫の保護を決意したのです

その子猫は、1度近所の猫好きな家庭に保護されたのですが、子猫は、そうは思いませんでした

続く