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楓花(ふうか)

楓花(ふうか)

息子が障害を持つ子が頑張る番組を見て
「可哀想な子達を応援したい」と言い出した。

可哀想。
一見相手に寄り添っているような優しい言葉。
実の所、そんなものじゃあない。

「自分はこうでなくてよかった」
という、完全に相手を下に見た視点での言葉だ
それ以上でも、それ以下でもない。

しかし相手は頑張っている。
そして皆、人より抜きん出たものを持っている。
それを応援する?お前はそんな立場の人間か?

とまぁ、説教というよりか、例えで言い聞かせた
「例えばお前も慌ててパニックになる事がある
 せっかく書いていた文章や絵、間違った部分
 だけを消せばいいのに、お前は全て消したり
 紙をぐしゃぐしゃにすることもある。
 それが良くない事だと自分でも
 分かっていながら、そうしてしまう。
 そんな時に誰かさんに残念な生き物を見る目で
 『可哀想…』と言われたら…お前は
 どう感じる?いい気は、するか?」

息子は頭を横に振った。
まだ彼は全てを理解は出来ないかもしれない
それでも私が年齢関係なく言うのは
それが言えるタイミングが今しかないかも
しれないと、常に考えるからだ。
大袈裟に言うならば、
私は明日には死んでいるかもしれない。
それなら今分からなくてもいいから、
とにかく伝える。今分からなくとも、
後で思い返す日がやってくるかもしれない。
その為に子供を子供扱いしない。
全てを、全力で、伝えると決めた。

ちなみに私の母親は昔「スカイクロラ」で
草薙が「可哀想」といった婆ちゃんに
「可哀想という言葉で彼を愚弄するな!」と
キレるシーンを見て
「何この子、頭おかしいんちゃうん?」
と言い放った。

そういう人間には、育ってほしくはないものだ。
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