近本たのむよ、｜もりやの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

僕は覚えている。
君は今年の8月で東北に行くことを。

ちょうど1年前に君に恋をした。

僕にはもう2度とないと思っていたが
それは突然やってきた。
だけど1年後には東北に離れて行ってしまう未来に怯え、気持ちは伝えられなかった。
彼女も僕の気持ちには察していて、
僕たちが結ばれたとき、1年後の未来が怖いの。
私には近づきすぎないで。
そんな風に涙目で言っていた。

ぼくは居なくなってしまう事がわかってて伝えられなかったこの想いは解放される事なく、
心に重い蓋をした。

僕の分際でこんな恋したらだめだよね。
君を悲しませたくないもん。

なんて思っていたが、それは言い訳だ。
なぜいつも僕はこうなのか。
悲しませたく無かったのではく、
自分が悲しみたくないだけだ。
若かった自分なら
「お前の気持ちはそんなもんか」
「そんなんで諦めれる心なら恋なんて辞めちまえ」なんて勢いに任せて言うだろう。
ぼくの周りのすべてを捨ててでも君について行っただろう。

仕事も私生活もわざと忙しくした。
そうする事で無意識に苦しみから考えない様にして逃げていた。

こんな大事な時に僕はまだ躊躇っている。
もう8月も終盤。
君は不安に覆い被さられ数センチ先が見えない未来に悲鳴もあげることも出来ない。
僕は知っててもまだ声をかけれないでいる。
あの日から君が頭から離れない。
忘れたことなんて一日だってない。
それなのに、文を作っては送信せず、全てdeleteを繰り返した。

あの日から連絡は絶ってしまったが、
君の誕生日にお祝いのメールはした。
お祝いの言葉を、かけたかったのもあるが
僕が君を忘れていないと伝える為の連絡でも
ある。

それが出来るのに
今、君を元気づける言葉も送れない。
これで良いのだ、このままで。
きっと。。
これで、、、、
END

あなたは遠くに離れて行ってしまう相手を真剣に愛する事ができますか？

近くにいて幸せを共有したい。
苦しみも共有したい。
君の笑顔を近くで見たい。
抱きしめていたい。
そばにいたい。
そう思うのは普通のことだ。

離れて身を引いて、僕じゃない誰かが近くにいて君をしっかり幸せにしてくれる人と、幸せに暮らしてくれる事を願うのか。
ここは後者を書いたがどちらも愛だ。
答えは簡単な様で複雑だ。
#妄想
#音楽をソッと置いておく人