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Life robot2
絶滅という不可逆の闇に分け入り、科学と人間存在の核心を抉る一冊。
科学記者の望月環とゲノム研究者のケイナ、房総の自然に育まれた幼馴染の二人は、ドードー鳥と孤独鳥への想いを共有した。
長崎出島にドードーが現れたという江戸時代の記録を追い、彼らは日本からモーリシャス、アメリカ、欧州へと旅立つ。物語は過去と現在の間を揺れ動き、子供時代の友情の光と、大人となった孤独の影を重ねる。
ケイナの「脱絶滅」研究は、遺伝子操作で失われた命を呼び戻す夢だが、倫理の淵を覗く。
ドードーはただの鳥にあらず、人間の無思慮が奪った自然の象徴だ。
ミステリーとSFが交錯し、終幕の「驚愕の事件」は読む者の胸を打つ。
豪華な函入り装幀、ウォルター・ロスチャイルドの挿絵は、書物自体が絶滅への挽歌となる。
科学はどこへ向かうのか? 人間は自然とどう向き合うべきか? タマキの旅は、生命の意味を問う静かな叫びであった。
されどこの問いは尽きぬ。
オススメです。その魂の響きを。

装丁に恋した一冊、見せてください
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(青海満・山田浩一)
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