朝、目覚めると枕元に昨晩飲んだ缶ビールが正座して頭を下げていた。「どうも昨夜は失礼しました。酔っ払いの戯言です」と。僕は慌てて冷蔵庫を確認した。中で卵たちが円陣を組んで会議を開いていた。「殻破るか否か」と。夢であって欲しかった。 #存在しない小説