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五條の御霊神社本宮を調べたときに、奈良にも御霊神社があることが分つて一度行きたいと思っていました。とはいえ、ここ数週間忙しくてどこにも行けないので、山に登りたかったのですが、幸い?雨なので町歩きにしました。
まずは元興寺。これは蘇我史の氏寺であった飛鳥寺を平城京遷都後、数年してから遷されたらしく、その理由は分からないみたい。中世に興福寺とかが荘園を持って豊かになっていく中、後ろ盾がなかったので、きつくなっていったとのことです。でも、詳細は書いてないですが、決定的に今のように縮小させられたのは幕末の廃仏毀釈のせいでしょう。
ただ、私的には聖徳太子、役行者、空海が繋がったなというところと、曼荼羅繋がりもあり、中将姫ゆかりの場所がたくさん近くにあったのもおおーという感じでした。あと研究所を昭和に作った人もすごい!あと、町の中に至るところに案内板があって、ならまちは元興寺の歴史を大事にしてる感じがありましたね。世界遺産ということもあるのかもしれませんが。個人的にはこの中にあった大辨財天もすごっと思いましたよ。探してみてくださいね。
備忘で書いておくと、猿田彦神社も大事そう。小さくなったからといってパワーが落ちてるわけではなさそう。中世の衰退も、この世的には衰退かもしれないけど、進行的に衰退かと考えると、そうでもない気がします。浄土信仰と真言宗を取り入れたのは、當麻寺と似ていますね。厚みを増してる感じがします。
あと少し西に行ったところに小塔跡もあるんですが、ここは本当に寂れてました。でも、大峰山の修験の碑があったりして、それも印象的でした。ちなみにその碑の前のおじいさんの像がなかなかパワフルだったんですが、誰かは分かりませんでした。雨もすごくて、ゆっくり見れなかったんですよね。
御霊神社から少し南に行って、井上神社くらいのところは町名にも井上が残ってますね。ただもう怨霊を鎮めるという感じはなかったです。ちなみに、御霊神社にも事代主が祀られています。率川阿波神社もここも、三輪の大行事社(三輪坐恵比寿神社の奥宮、大神神社の摂社)の事代主様と同じな気がします。なんというか出張所というか支店というかそんな感じ。
御霊神社の名物の絵合わせ切り絵の御朱印、四つあるんですが、当たり前だけど、御朱印だから日付を入れてくださるので、最初は2枚買おうと思ったけど、ちゃんと4回来ますと言って1枚にしてもらいました。今回は青龍さんです。
この辺りはまた歩かないとなあと思いました。あと、私は京都より奈良の方が好きです。ならまちの商店街、すごく好きです。次は雨じゃないときにゆっくり見たいですね。









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あ、ちなみに、御霊神社は境内の撮影禁止でした。
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小塔跡のおじいさん。