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きゃろっと・らぺ
1942年6月5日、その日は急な戦闘だったらしい。戦艦霧島で調理を担当していた人の手記によれば「朝食は普通に出したが、昼前に『戦闘配備』がかかって昼食は急遽五目にぎり飯になった。」そうだ。
海軍は通常、白米に1/3量の押麦を加えて米麦飯として食べていた。しかし「戦闘応急配食」と呼ばれる戦闘時の食事は、1人240gの「白米」を用いた「握飯」がベースであった。
以下に当時の戦艦霧島で行われたであろう手順を書く。
「牛肉入り五目握り飯」:
・米を研ぎ2時間吸水させる。
・牛肉、人参、蒟蒻、牛蒡を砂糖、醤油、みりんで甘辛く煮付けする。
・煮汁ごと通常の水加減の米に加えて炊く。
・よく混ぜ、少し冷ます。
・1人分2〜3個の俵形に握る。
・竹の皮に包み配食缶に並べる。
・兵員に配る。
昭和十四年には海軍で七分搗き米の使用が指導されるようになったから、実際には七分搗き米を使った炊き込みご飯握飯だったかも知れない。それなら2時間吸水はジャストである。こだわる人は七分搗き米か胚芽米を使ったらいいと思う。
昭和16年の海軍給与令には獣肉1食分の可食部は100gとあるから、この牛肉入り五目握飯 1人分は米240g (約1合半)に牛肉100gの割合だったはずである。
航空母艦「赤城」のチキンライスに使われていた人参は細かい賽の目切りだったから、ここでも人参の切り方は細かい賽の目切りとする。
牛蒡は短めのささがきにして、蒟蒻は小さい短冊切り、牛肉は細かく刻む。
調理は牛肉で出汁を取るために、牛肉を鍋で加熱してからみりん、砂糖、醤油ヲ加ヘテ、沸騰セシメテ煮エ難イ野菜カラ入レ、若干ノ湯ヲ入レテ煮込ム…だっただろう。
あとは2時間吸水させた米に汁ごと加えて炊いて、握るだけである。
※竹の皮は洗って水につけておく。20〜30分後、しなやかになったら拭いて水気を取っておく。
参考文献!
・『海軍四等主計兵厨業教科書』(防衛省)
・『海軍厨業管理教科書』(舞鶴市サイト)
・『自分でつくるうまい!海軍めし』
・『自分でつくるうまい! 海軍めし弁当』
・『海軍めしたき物語』
・『絶品!海軍グルメ物語 』
・『戦艦大和と一万二百個の握り飯』
・『写真で見る海軍糧食史』
#おにぎり
#ミリメシ


コメント
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オカモ
じっくり戦われて負ける→じっくり戦われたしな…仕方ないよな
俺、誰になら勝てるん?
おはようございます

シンゴ

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ヤコマ

きんお

咫🐉

ひょぷ
影部分をいつものシェーダからコピペしたんだけどその時に1行コピーし損ねてた
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金目鯛煮付け
凄すぎる…竹皮まで再現するなんて[ほっとする]