ぐるぐるぐるぐる、ちょうどこの写真みたいな頭の中。

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すずめ

2025/05/19

ぐるぐるぐるぐる、ちょうどこの写真みたいな頭の中。
決してネガティブばかりじゃないけど、黒い影が離れてはくれない。

先が見えない事、未来が見えない事。

体調がすぐれないと、病気前は風邪か何かだろうとほっといたんだけど。
倦怠感が連日続くといろんな事が頭をよぎる。
再発、ガン化、合併症。イコール死。
自分でコントロール出来る部分が大半だけれど、コントロールできない部分の事は致し方ない。
受け入れられなくても受け入れるほかに無い。

真面目に自分の行く末の事を考えている。
とにかく生きる。息子が20歳を迎えるまではとにかく生きる。
大切な人が人生の伴侶を見つけるのを見届けるまで生きる。
母に何があっても側にいられるように、生きる。

でも、ガン化したら。気をつけて生活していても重度の合併症が再発したら。
積極的治療は受けない。ありのまま、そのままの人生を受け入れたい。
ガンが見つかっても、異常な身体になっても、まだ自分の生命に余力があるなら。
大切な人に伴侶が見つかったら、息子が20を迎えたら、母が安堵出来る場所が決まったら。
そのいずれかの時点で大きな目標を叶えようとしてる。

本当の意味で全ての執着を手放して、慈愛を持つ人間になりたい。最後くらい。
母にだけは先に話しておこうかと思う。

不思議なもので。
また母と会うことになった。
つながると変な所で察しがいい母で、助かる。
出来るだけ明るく、いつもの冗談のように平然と。それとなく伝えてみよう。

大丈夫、未来はどっちに転んでも明るい。
今出来ることは、日々を丁寧に生きる事。
自分を愛する事。受け入れる事。
大切にしてくれた人や私が大切に思う人たちが、平穏に朝を迎えて平穏に夜の床についてくれる事を日々願う事。
大切な人たちと有意義な時間を楽しむために、仕事を見つけること、仕事を楽しむこと。
手が届く範囲、目に映る範囲、声が聞こえる範囲でみんなが幸せなら、それが私の幸せ。

昔から好きな詩から抜粋。

雨ニモマケズ/宮沢賢治

アラユルコトヲ
ジブンヲカンヂャウニイレズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニシニソウナ人アレバ
行ッテコワガラナクテモイイトイヒ
北ニケンクワヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロイヒ

ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイウモノニ
ワタシハナリタイ