私家の中でしか鼻おかしくならないから、部屋がホコリいっぱい説が立証されてしまった

「別れなきゃいけないその3」

彼とは会わないと決めた
このまま彼との関係を続けていても
リスクが大きすぎる
もし万が一彼の奥さんにバレたら
私は慰謝料を請求される
そして優しい彼は私ではなく
奥さんを選ぶだろう。
20年の結婚生活をぶち壊せるほど
私には魅力はないと思う。
友達にも相談した…
「それってただの都合のいい女でしょ？」
私の思っていたことをズバリ言ってくれるこの友達を私はこれからも信じていこうと思う。
私は彼との別れをきめた…
だけど、私はきっと別れるために彼と会ったら
また、なし崩しで関係をズルズルと
続けていってしまうだろう…
私は別に彼が嫌になったわけではない
彼と続けることのリスクが怖くなっただけだ…
彼の仕草も声も話し方も雰囲気も
どれをとっても私には心地いいのは
認めざるをえない…
だから、彼と会わずに別れをなくてはならないと私は思っていた…

突然の彼の来訪は驚いたし
私は嫌な顔をしてしまった…
それは彼に対してではなく私の心と身体が
久々に彼と会ったことに喜びを感じていた自分に対しての嫌悪感だった…
私の身体は、心は、本能は彼に惹かれているんだと思った…

なんとか別れを切り出した
だけど、彼は私を殴り出ていってしまった…
部屋に取り残された私…
彼を怒らせてしまった…
もう2度と彼と会えない…
私の心は、身体は、本能は…
自分を憎んだ
そして私は1人明日も明後日も1人だった…
彼と元に戻りたい…戻りたい…
彼にまた会いたい…

と、彼女はきっとそう思っているだろう。
そろそろ彼女に連絡をしてもいい頃だろうと
思っている。
今日も彼女の部屋の電気は23時半に消えた…

明日も仕事があるし
家に帰ろう…