全生活史健忘の世界へようこそ！記憶喪失者たちの実録アーカイブス

「全生活史健忘」アーカイブス
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全生活史健忘(120)
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2025年2月を振り返る。仕事は自前の案件は少なめだったが、外部案件が2件入ってきた。片方はサービスの略称変更にともなうテキスト修正と社外活動のオウンドメディア化、もう一方はサイトのリニューアルだった。

どちらも十分な時間があれば独学の素人でもできそうな内容だったが、外部なだけに少しでも曖昧な箇所があれば確認に時間を取られることになるので気が進まなかった。

それでも前者は規模が小さいので実作業は少なく、予定通りに進んだ。後者は3月末に取りかかればという話だったが、内容が二転三転して遅れるのが目に見えていた。普段いかに楽な仕事ばかりしているかを思い知らされた。先月に出ていた別の話は一向に音沙汰がなく、2月末まで動かずじまいだった。

自宅のLAN環境に不満はなかったが、ルーターが6年目を迎えたことと、NAS代わりの小型PCが不安定になってきたので、USBでSSDを接続できる新しいルーターを購入した。2024年に旧規格になってしまったWi-Fi6だが、Wi-Fi7(802.11be)に対応しているのはスマホだけなので十分だった。USBは簡易NASで性能的には外付けSSD程度だが、自宅内でアクセスできれば問題なく、扱いも楽になった。

ほかは大きな買い物はしなかったが、日本民藝館で柳宗悦(むねよし)の「東洋思想講座」の音源を聞いて、にわかに関心を持ち、著書「南無阿弥陀仏」を読んだ。「不二」は「ひとつ」ではなく数を超越した「未分」という状態に惹かれた。「他力本願」は現状追認ではないと理解していたが、ひねくれた逆張りでよし、というものでもなく、難しい。

自分には難しい本を読んで疲れたのか、月の中盤に突然胃のむかつきと吐き気に襲われた。熱は高くならず、腹痛や下痢になるでもなく、ただ倦怠感だけが続いた。吐瀉物には消化されていない、玉こんにゃくが混ざっていた。とりあえずおかゆなどの流動食と長めの睡眠でやり過ごした。

次回は2025年5月24日(土)に投稿予定です。