舞台、はじまったものは終わるんだけど、演じ継がれることで「つづく」のだ、それが歌舞伎であるゆえん。十代目が歌舞伎に植えつけた朧の森、生き続けてほしい。朧がどこかで、だれかの心臓で、その妖しい息を呼吸していますように。