早く帰省して親に、「もし女の子が生まれてたらどんな名前にしてたの?」って聞きたくてたまらない。名は魂の核。呼ばれるはずのなかったその美しき名を、愛すべきお兄ちゃんの口から紡いであげて、母親の子宮に埋没する妹の骸に生命の息吹を注ぎ込んでやりたい