海外の花火大会で出会った隣国の旅人

夏くらいの時期、専門学校の研修旅行でヨーロッパ方面に行った時、その日はお祭りをしていて夜に花火をみんなで見ていたら、別の国から来たらしい隣にいた観光客の家族と目が合って、何故かガムをくれたこと。
班行動している時、電車で移動中あからさまに怪しい動きをしているスリと思われる集団を見て、海外は本当に油断したらダメだと思ったこと。
どこの街も、街そのものが美術館のように素敵だったこと。
モネの睡蓮の実物を見れたこと。
ホテルの屋根の樋に鳩の巣があり、その時人生で初めて鳩の卵を見たこと。「鳩の卵ってまんまるでピンポン玉みたい。」と思った。

あと、個人的な旅行では、現地の知り合いの人たちにその地方の歴史地区を案内されたあと、高台に連れていってもらうことになり、「目を閉じてて。絶対開けちゃダメ。」と言われ、冬だったので凍った道で怖くてその人の腕にしがみつきながらおそるおそる進んで、「目を開けて。」と言われて見た時の冬の夜景が、めちゃくちゃ綺麗で感動したこと。
外は雪と氷で寒いのに、家の中は全体があったかくて半袖でいる人もいて、セントラルヒーティングってすごいと思ったこと。
雪が超パウダースノーで、軽くてサラサラで握っても固まらないし、雪の結晶が肉眼で一つひとつ綺麗に見えたこと。

旅行会社を通さず、ひとりで全部手配できたこと。乗り継ぎもしての夜到着だったため、空港からひとりでホテル行きのバスに乗って移動しなければならなかった時は、ちゃんと着けるかめちゃくちゃ不安だったけど、ちゃんと飛行機にもバスにも乗れてホテルについて、ホテルにちゃんとチェックインできた時は自分に感動した。
1回目は空港に知り合いが迎えに来てくれたから、困らなかったけど、2回目は到着時間の関係でホテルに1泊しなければならなかった。

単なる庶民で片手で数えるくらいしか行ったことがないからこそ、なんてことないものも含めて全部の思い出が未だに鮮明で印象的で、書ききれない。

※写真は研修旅行の時の多分一番お気に入りの写真。(加工あり)

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