一斉駆除用の唐辛子煮汁を作っていると坊主風の格好のどすが無益な殺生はやめろと言ってきた。話を聞いて饅頭をご馳走してやるとうまそうに食い帰っていった。もちろん一斉駆除は行ったしどすも唐辛子汁でイチコロだった。どすの腹を裂くと夕べ食わせた子ゆが出てきた。ゆっくり昔話『どすの怪』