ホグワーツに来て最初の日の夜、ベッドの中。怒鳴り声がしない。悲鳴がない。静かすぎて穏やかすぎて夢なのじゃないか、寝たら醒めるのじゃないかと眠れず、閉じたって開けたって自分の世界は暗闇なのだと思うオミ二ス。「大丈夫だ」「僕も同じだよ」と語る高い声を、声変わりした後もずっと覚えている