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コカコーラ
一緒に観ようねと約束していた映画を一人で観た。
こんなに息が詰まって心臓が冷たいままでも私は映画館でワクワクするんだなと、ドーナツとコーヒーのセットを買いながら静かに冷静に驚いていた。
映画が始まった途端に答えがあったような気がした。
「何を食べて、何を話すかで、どんな人間であるかが決まる」というようなことを言っていた。
私は食べること、他人との会話に人生の重きを置いていて、それらを軽んじている恋人のそんなところが好きではなかった。
だから初っ端から「わかる」と頷きながらドーナツを食べていた。
同時に普段は軽率に共感する人を嫌悪しているのに今の私は正しくそれだったなと反省しながらも、ここのシナモンとレーズンのドーナツは美味しすぎると感動している自分の軽薄さ笑いが込み上げていた。
落ち込んでいると外界へのリアクションが雑になる。弱っている自分は面白い。
自分以外の他人はどんなふうに人を好きになって恋人になったりするんだろうか。
映画の中のあの夫婦はどんなだったんだろう。
壁にたくさん飾られた家族写真をみてぼんやり考えていた。
私が植物人間とか映画の中ように獣になってしまってもそばに居たいと思う?というくだらない質問をしてケンカをした。
彼はそばにいてくれない。
(彼は私の好きなところを100個あげたがそれは全部私の機能紹介であった)
好きなところ100個言えることより、理由はなくともそばにいたい、見ていたいと言われたかった。
映画の最後、私はあの時間が好きだった。
この瞬間が人生のハイライトだ!と思って私はえーんと泣いてしまった。
そこには会話があって、
くだらない話、思い出、ふたりの歴史の話があった。
そのふたりにしか分からない瞬間、アイコンタクトがあった。十分だった。
ただ「生きていてほしい」って素直に思った。
だから、どこでどんな姿でいてもいい。「生きろ」って相手の未来を願った瞬間に、さっきまでウダウダ考えてた愛とかどうでもよくなった。好きだよって言われたような心臓が溶けていくあたたかな感覚になった。
映画終わると、「今日天気がいいね」とか「ご飯食べれたよ」とか「たくさん寝てね」という重要ではないメッセージが彼からきていた。
「生きてね」ってことか〜って思った。
突然にすごくすごくお腹が減ってきて、私生きてるなと思った。

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るはつ
駅前西口東口両方に選挙カーいた
(どっちも皆素通り)
どっかで見かけた人が応援に来てたが名前と政党の連呼しかしてなかった(前知事だった)
一番混んでたのユナイテッド・シネマだった(多分鬼滅)

💬紫

まきの

グレ

ゆき┊

れにい

∠おま
多分古みりで円盤化は無いと考えて、、

グレ

ハッピ

アオム
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