私は昔、二段ベットの下に寝ていて、寝転んで私しか見えないところ、上の段の下側に、お守りみたいに思っている俊太郎さんの詩を、紙に書いて貼っていた。ごろんと寝転んだ時にぼんやり眺めたり、淋しくてつーっと泣きながら見上げたりした。この詩は何故ひらがななんだろうと思ったり。