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鈴本
しばらくしてまたアナウンスが流れる。
“次の停車駅は【火葬場】【火葬場】です。お出口は左側です…。”
ソラ「臨終…葬儀…火葬場…あまり明るい名前がない駅名ばかりですね。ましろさん…ましろさん?」
ましろ「…ねぇ、ソラちゃん…。」
ソラ「な、何でしょうか?」
ましろ「さっきの駅の子供…前に臨終でいた子供だよね…」
ソラ「え…?」
ましろ「…次の停車駅で子供…どうなってるかな…」
ソラ「…」
次の停車駅に止まり、また窓を覗く。するとそこには子供がいない。大勢の大人が棺桶を竈門のような所に入れ焼いていた。
ましろは絶句してしまう。
ソラは何も知らなかったが、ましろの顔を見て
ソラ「ましろさん?」
ましろ「え?」
ソラ「ましろさん?大丈夫ですか?」
ましろ「え?ううん…大丈夫…ちょっと雰囲気が怖くて…」
ソラ「大丈夫です。もし怖かったら私の手を握ってください!私はどんな時でもましろさんといます!」
ましろ「うん…ありがとう…」
するとまた電車は動き出した。
“次の停車駅は…【骨壷】【骨壷】お出口は右側です。”
とまたアナウンスが流れる。
ましろ「ねぇソラちゃん、やっぱりこの電車おかしいよ…。臨終…葬儀、火葬場って不気味な名前ばかりで…しかもホームを見たらまるで…」
ソラ「ましろさん…。大丈夫です。私がついてます。たとえ怖い事があっても私達で乗り越えられると思うんです…。前に私が心を壊した時にましろさんが救ってくれた時のように…」
ましろ「ソラちゃん…」
その間に次の停車駅に着いた。
駅馬のホームを見ると草っ原とヒューっと吹く不気味な風音。そしてライトを持つ謎の者…。
“骨壷〜〜〜。骨壺〜〜〜。”と不気味な声でアナウンスした。
その横にはあの女性のものだろうか…骨壷が置いてあった。
二人はあまりの不気味さに手をぎゅっと握りしめた。
ピィ〜〜〜〜!
どこからか笛が鳴り、また動き出した。
すると電車は川の鉄橋を越え、あたりの風景が変わっていった……
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