今日だけはビールOK！休肝日の後のプチ贅沢

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【予告】次回は７月１日（土）１０：００～「筋トレを続けるコツ」について語らいます。

今日は「続・筋肉は心を救うのか」について語らいました。

〇運動とうつ

【日本うつ病学会】（２０１２）
軽症うつ病患者に対して週３回以上，中等度の負荷強度で一定時間継続すること

【コクランレビュー】（２０１２）

１８歳以上のうつ病患者を対象に運動の介入効果を比較した randomized controlled trial（RCT）

・抑うつ改善に及ぼす運動介入の効果量は中レベルに相当
　→　一定の有効性を有するものと推察

・高齢者…筋力トレーニング単独，あるいは筋力トレーニングと有酸素運動とストレッチを組み合わせた運動による介入効果が認められる

【運動の強度】
２０〜４５歳の大うつ病性障害の患者を対象に行われた研究

①公衆衛生の観点から奨励されている運動量（17.5kcal/kg/週）を実施する
②①の半分以下の運動量（７kcal/kg/週）を実施する
③１５～２０分間のストレッチ

を週３回行うグループの比較

結果：①の抑うつ度が他の２群よりも有意に低下することが示された
　→　メンタルヘルスの維持には中等度強度以上の有酸素運動を定期的に実施することが有効

・ヨガストレッチ運動プログラムの継続的な実施によって，中高年女性の抑うつおよび睡眠内容が改善されるという報告
→　中等度レベルのみならず，低強度でも抑うつ改善には有効な可能性

【注意】運動療法の方法に関しては，評価は一貫していない

〇エンドルフィン仮説

オピオイド様物質の脳内への放出が運動時の高揚感をもたらすという「エンドルフィン仮説」が PET （放射性フッ素を付加したブドウ糖を使った全身検査機器）を用いた研究で明らかにされている．

例えば「βエンドルフィン」
脳内で働く神経伝達物質でモルヒネと同じような作用をする物質。
子牛や豚の脳から発見されたもので「体内モルヒネ」。モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、気分が高揚したり幸福感が得られるという作用がある。

運動すなわち、筋肉を使うことは心身面で良さそう。一方、一貫した方法論がまだ確立されていないことにも注意。
#音声ルーム #うつ病 #筋トレ