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楓花(ふうか)
私は街に居て、そこで探し物をしていた。
それは物とかではなく、自分のルーツであったり
あるいはその先にあるものだった。
しかし飾り付けられ、変異し、本質を
ひた隠しにされ尽くされた後の街に
そのようなものがカケラも見つかる事はなく
私は気付いたらプールにいた。
人はまばらで、しかし広大な面積と凄まじく
デカいウォータースライダーが沢山あった。
ただそれらはウォータースライダーというには
あまりにもおかしく、自分が乗ったものは1500m
級のものだったが、一度滑れば真っ逆様に落ちるような、代物だった。
私はそれを降りた後、次にどうすべきなのかを
ぼーっと考えていると、そこの監視員か誰かが
話しかけてきて
「ここでなにをしている?ここはまだ君が
来るべき場所じゃない。まだやるべき事が
あるはずだろう?」
次に私は親友と話していた。
親友は猫が集まり、そこでその生涯を終える
墓塚があると言う。それを探し出して、
参ってきて欲しいと言った。
手渡されたのはポケットティッシュだった。
こんなものを備えた所で何になるのか、
そもそもそんな墓塚をどうやって見つけるのか
トボトボと歩いていると、ヨレヨレに汚れ、
みすぼらしい子猫達が私の元に集まってきて
鳴き出した。
そして私をどこかに誘導しようとしている。
私はそれらの誘導するままに緑色のフェンスを
乗り越えた。
そこには害獣駆除か、何かをされ、死んでしまったキツネや白い狼のような犬や、狸なんかの
死骸が沢山転がっており、そして子猫達の
導かれるままにたどり着いた先は
土なのか、木なのか、石なのか、なにで出来ているか分からない、こんもりとしたベージュ色の
墓塚だった。
私はその上にポケットティッシュを置き、
謝った後、そこを去った。
緑色のフェンスを乗り越えて戻ろうとすると
親友が丁度いたので、参ってきた、と報告した。
どこにあった?と聞かれたので私は
「あれは場所を変えるみたいだ。
そして点在している。どこかに常に
あるものじゃないようだ」
と答えた。
親友は残念そうでありながらも、満足げだった。
次に私がいたのは白い会議室だった。
何かが行われているが、それが何かは分からない
興味も湧かない。
ただ、自分のポケットの中に四つ折りに
入っていたチラシのようなものが何なのかを
見ていた。
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最後 そして 私はペンを置いた みたいな形容が綺麗な形の夢
楓花(ふうか) 投稿者
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時くまʕº̫͡ºʔ☘
この夢がリアルなものであるのなら 精神は正常なのにマインドが下がってる時の映像なのかなって思うけれど 物書きの思考は常にそれを意識してるから当てはまらない気がする 意識したものが映像化するのは道理なので
楓花(ふうか) 投稿者
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