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薄毛侍
仕事も休みの時もカチッとしていた父だったから、休みの日にオシャレだけどラフに着れる服を、と思ってコーディネートして買ったのだ。
渡した時の父の第一声が
「なんだ、たいしたことないな」
だったものだから、少し気分が悪くなり、俺も心ない言葉で返してしまった。
暫くして休みの日に実家に行ったら、ちゃんと着ていた。
「なんだよ、たいしたことなかったんじゃないのかよ」
「まあ服に罪はないからな」
お互い少し照れながら、そんなやり取りを交わした。
日課のラジオ体操にも俺が買った服で参加し
「息子が買ってくれたのだ」
と顔見知りになった人に話していたと母から聞いた。
俺が素直じゃないのは父譲りなのかもしれない。
そんな父が亡くなって、もう8年近く経つ。
俺の髪にも白髪が見立つようになった。
伝えるべきことは伝えられた。
だから後悔は少ない。
皆さんも伝えるべきことがある人に伝えられるうちに伝えてください。
#父
#父との思い出
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