投稿
楓花(ふうか)
死んだ時の座標軸に固定される。
それは人間が理解しているような宇宙空間でもなく、時間を含めたものでもないが、
とにかく魂というものはそこに固定される。
宇宙は広い。とてつもなく広い。
信じられないほど、認めたくもないほどに広い。
それでいて、凄まじい速度で常に動いている。
つまり例えば1人の人間が死んだとする。
するとその魂は座標軸に固定され、認識する間もなく、慣れ親しんだ地球はあっというまに彼方遠くへと行っている。
気付いたら周りは絶対的な暗黒の広がる世界だ。
星々も見えぬほどに。なぜならそれらは凄まじい速度で動いていて、そしてそれらは遥か遠い場所にある。
視認できないのだ。
SF映画でよく見るような、星の広がる世界だと思ったら大間違いだ。
宇宙はそれほど狭くはない。
そしてその座標軸では、人間が考える時間の概念も存在しない。
過去も現在も未来もない。
質量も運動エネルギーもない場所に固定されているのだから、至極当然の事なのだが。
魂はそこで自分自身の存在を感じ取ることはできるが、そのような状況下ではすぐに自我を捨てる事となる。
持っていても仕方がないと理解するのだ。
そして魂は知る事となる。
その絶対的な有の中に確かに存在する
極小の無に近い自分達がいる場所が
まさしく自分達が追い求めていた場所であったという事を。
そして、そのままそこに辿り続ける。
どれだけ宇宙が膨張を重ね、霧散し、小も大も
何もかもが通り過ぎていっても
魂はそれらを一切観測することもなく、
ただただ、そこに存在し続けるのだ。
コメント
話題の投稿をみつける

くら@横

ドンマ

坊。

さいか

いしこ
今日の俺「昨日丸1日頑張った反動かやる気がまるで出ない」
愚かですね

∠おま

ゆネコ

カラス

もも( '

やきさ
もっとみる 
関連検索ワード

たーしょ
死後の魂は天からの温かい光に導かれると言われていますが意識はどこに行くのでしょうね🏃♀️ 楽しみです^^