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わんわん
ゴールデン金子は明人に、テーブルにつくよう言った。
明人とゴールデン金子は向かい合った。
ゴールデン金子は、無言でじっと明人の顔を見つめる。
薄いヘーゼルの瞳は心の奥を見透かしているようで、明人の頭皮がムズムズした。
「彼女は……? いな、ブリリアントなピアノガールはどうしたんだ?」
明人には夏希の事を上手く説明することができない。
「……今はいません」
そう答えるのが精一杯だった。
ゴールデン金子は「そうか……」と呟くと立ち上がり、長い足のついたグラスを2つテーブルに置いた。
ボトルから金色の液体を注ぐ。
「絶賛販売中の『ゴールデンシャワー・愛の金ピカ』だ。美味しから、飲むといい。いな、絶対に飲むべきだ!」
ゴールデン金子は、金色の液体をグビグビと喉を鳴らして飲んだ。
「……で? ピアノガールじゃなく、その彼氏が俺に何の用だ?」
明人は頭を深々と下げて、単刀直入に言った。
「僕に、お金を貸して下さい!」
ゴールデン金子がひゅっと息を吸う音が聞こえた。
「やめたまえ。いな、顔を上げたまえ」
明人が顔を上げると、ゴールデン金子は眉を寄せ真剣な表情をしていた。
「……ふうん。どうやら彼女のためだな?
金でなんとかなるのか……!?」
「分かりません。でも、そこから始めないといけないんです。勝手な頼みなのは分かっています! この件が片付いたら何でもします! お願いです!」
明人は再び頭を下げた。頭はテーブルに当たり、鈍い音をたてた。
「君は心底困っている……、いな、泣いているな……?」
肩を掴まれ顔を上げると、目の前にゴールデン金子の整った顔があった。そしてその瞳には深い仁愛の情があった。
ゴールデン金子は立ち上がり、部屋を出ていったが、しばらくして紙袋を手に戻ってきた。
「来月から6ヶ月間、俺の店でホストとして働いてもらうぞ! 君ならこの金額、いな、それ以上の稼ぎを叩き出すだろう」
そう言うと、明人の前に紙袋を置いた。
「500万円。これでなんとかなるか? いな、彼女を救えるか?」
「 必ず救います! 見ず知らずの僕なんかのために、本当にありがとうございます!」
明人は、ゴールデン金子に勧められるがまま『ゴールデンシャワー・愛の金ピカ』を飲んだ。
それはプロデュースした本人のように、複雑だがとても優しい味がした。

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こむぎこっこ
明人の一途な思いが通じたのね❣️って思いたいけど さすが金子 ちゃんとそろばん弾いてる🧮💴♪ 戦う準備は整ったね!
らや
ゴールデン金子さまぁぁぁぁ!!!![星]
りんりん
ちょー好きな展開❣️
リス🐿
ゴールデン金子さん…いい人…🙊
mamy
愛の金ピカwww🤩 しかも、 ゴールデンシャワー🥂𓈒𓏸◌🤣✨✨ 金子さんぽくて、すきすき( ∩՞ټ՞∩) ♡