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フラウビ

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小説『Summer price』note公開中
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「みんな峻のことすごいね、て言ってくれてた。あんなちっちゃな会社だったからね、あそこから、ぐんぐん出世して、大きな人になったねって」
「そんなことない」確かに彼は破格の出世をしただろう、しかし、彼はそうするために生きて来たのだから、当然のことと思っていた。
「それでね、わたし、ちゃんと言ったんだよ、峻が若林さんに感謝してるって、若林さんがいなかったら、今の自分はいなかった、そう言ってたってみんなの前で話したの」
「言ってない」いや、少しは方便として、そんなことを友香に話していたのかもしれない。「いや、でも、それで若林さんは」
 友香は笑顔になって、
「あらそうなの、よかったあってね、すっごい笑顔で」
 この言葉を聞いた瞬間、峻は身震いをした。この言葉の意味は大きい。若林さんには、峻への妬みや恨みなんてなかった。彼女は、ただ純粋に自分のしたことも、峻の今があることも喜んでくれていたのだ。
 彼は、いつのまにか泣いていた。
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わち

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