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ことみ

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三秋縋著「恋する寄生虫」読了。
コウが言ってたみたいに、何かを求めたり落ち込んでる時に読むものではないなと思った。(読書全般そうというのは置いといて)
コメ欄にネタバレありの感想を置いとく
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ことみ

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恋をしているほとんどの人間がそれを自己意思によるものだと信じて疑わないだろうし、恋をしていても死にたいと思う人は居るかもしれないが、相手の存在で多少は和らぐものだろう。でもそれが何かしら脳の中で起こったバグや病原体による病の作用だとしたらと考えると、「操られている」と感情を軽んじることになる一方で、上手くいかなくなった時、「操られてただけだしな」と思えるのはいいことなのかもしれない。「操り糸の存在を知った上でその糸に身を任せていた」なら、それは自由意志なのだという佐薙の言葉がとても腑に落ちた。だからこそ最後の彼女の決断を否定することは誰にもできないんだと思う。辛いけど。

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ことみ

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現在進行形で恋をしている人間として、自分の恋心が「虫によるもの」だとしたらと考えがよぎって(そんな病は実在しないとしても)自由意志とは何なのかを考えさせられた。恋=相手への依存、寄生だとすると恋してる私自身が寄生虫みたいなものなのかもしれないなどと思った。 それに対して、佐薙は恋することで生きる糧を得るのではなく、恋とは別個として希死念慮がある点において相手に依存せず自立した自己を持っていることから、ある意味強く芯のある人間なんだと思わされた。私も死にたいと思う日々があったが、恋をしていた時はその気持ちが薄れていたので希薄な自己を持っている弱い人間だと改めて思わされた。

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