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倍音は11コマしかな

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あいな
先輩の仕事なのになんでこっちがせなあかんねん😠



もに

あき
『兄を持ち運べるサイズに』のタイトルからは、だらしない兄が突然死んで遺品を整理していたら兄はいい人だった的なファンタジーを想像しました。
私は飲み屋も映画も検索しません。事前情報無しで触れます。
映画の冒頭
支えであり、呪縛ではない
の文字、一瞬にしてあ〜、これから家族ファンタジーの映画が始まるのかと思いました…が…
映画は主人公にとって「この世からいなくなってほしい」と願った迷惑ばかりかける兄の死を、警察からの電話で聞かされることから始まります。
この場面は私を父が死んだという電話があった日にプレイバックさせました。
弟から電話がありました。
「兄ちゃん、お父さんが死んだんだって、警察から電話があった」
「それで何て言ったの?」
「兄ちゃんの電話番号教えた」
「え?何やっているの、誰であっても兄ちゃんの電話番号を勝手に教えたらダメだよ」
弟は愛の手帳を持っていて1人では生きていけないので、私が骨格の部分は面倒をみています。
そんな弟だから警察から電話かかってきたら、びっくりして私の電話番号を警察に言うのは仕方のないことです。私は一瞬イラッとしましたが、すぐに冷静になって
「ごめんね、警察はなんて言っていた?」
「お父さんが死んだって」
「事件?事故?」
「わからない」
弟にこれ以上聞いても仕方ありません。電話を切りました。
当時絶賛警察と対決中、私は街中のお巡りさんも含めて警察官になろうとするすべての考え方に嫌悪感を持っていました。
20代の時、父とは2度の裁判を経て、お互いの存在をかけた争いをしました。最終的に父を山に埋める決断をしたほどです。この時もそれくらい追い詰められて相談に行った寝屋川警察署は誰もまったく聞く耳をもってくれませんでした。
これは結果的には実行に移さなかったのですが、以後父は私が隔離するために用意した寝屋川市の文化住宅で生きていくことになります。連絡するでもなく家賃4万4千円を私が払い続けました。
そんな父からショーメッセージがきはじめたのは、今から考えてみると死ぬ1年前くらいからでした。弟を私が飼い殺しにして腐らせているという私を瞬間的に沸騰させる内容でした。このあたりの説明をし始めるとこれまた膨大な文章になるのでカットしますが、これこそが現実とノンフィクションの大きな違いであって、いかに事実に基づいたノンフィクションといっても、やはり現実を簡略化明確化したフィクションであるってことです。
映画の主人公は、めんどくさいと思っていた兄の死後整理を兄の元嫁や兄の子供たちとすることによって、それぞれに自分の知らない「兄の像」をあることを知ります。
父は文化住宅の自分の部屋で死んでいたのですが、それを発見したのは自分で作ったサークル「司馬遼太郎を語る会」に父が来ないのを心配したそのサークルに参加していた人たちでした。
私には迷惑をかける存在でしかなかった父でしたが、父の話を楽しみにしている人が最後までいたのです。
そう私も私がジャッジした面しか父を知らなかった。
人を自分が見た面だけでジャッジしない、私は仕事において意識していることです。でも、父に対してはまったくやっていなかった。
この映画は頭の中で作られたストーリーではなく、誰かの体験がベースになっていることは間違いありません。
なぜなら「本気の悩み」ってのは触れる者の心を揺さぶるからです。
面白い映画でも感動する映画でもありませんが、観てとてもよかったです。
最初から最後までずっと涙がこぼれました…
(終わり)


ゆら🐬
うちと同じ人いないかな、、??
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ルヴァン決勝は仕事終わりに暖かく見守って応援します。
こんなふうに暖かく見守ることが少しでも選手のサポートになればと思ってます。

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