Pに残った数少ない友人のアカウントをメダちの枠で見つけてしまった。世間は狭いなぁ…

きっと、「欲しいもの」を手に入れるには"相応の余白"をつくる必要がある。「妻との暮らし」を手に入れるために、俺は多くのものを捨ててきた。

#年の差婚 #18歳差 #恋愛って難しい #ひとりごとのようなもの #人間関係

正確には、自分自身の"生き方に大きくスペースを空ける"ことで幸せを受け入れるための下地を整えておくことが重要だと思っている。そのために意識的に捨てたものもあるし、無意識に捨てたものもある。

【無意識に捨てたもの】

〇Gravityで妻と出会う半年前…俺は18-23歳まで、25歳上の女性と共依存関係にあった。しかし、「このままじゃいけない。自分の人生に後悔する前に行動しなくちゃいけない。」そう思って彼女とは縁を切った。それからすぐのことだ。俺は1LDKの狭い部屋で一人暮らしをしているのに、何故か「人が1人増えても生活できるくらいのスペースをつくらないといけない」そんな気がした。突然思い立ち、深夜から何時間もかけて黙々と私物を整理し始めた。「なんでこんなことしてるんだろう」と思いながらも作業を中断できない不思議な感覚があった。とにかく物を捨てまくり、気づけばまるで殺し屋のアジトくらい私物の無い部屋になっていた。友人からは「お前大丈夫か？病んでるなら話聞くぞ？」と心配された。

【意識的に捨てたもの】

〇妻と出会い、遠距離恋愛をしていた期間…自分のエゴを捨てるために、血反吐を吐いて努力した。父はアル中で母はヒステリック、そんな俺はAC(アダルトチルドレン)であることを知る。しかも、25歳上の女性と5年間も共依存関係を結んでいたことによる"後遺症"は深刻で、元カウンセラーの妻に力を借りながら地道に心を育てていった。正直これはかなりキツかった。幼少期に両親から虐待されていたことを振り返るACワークは痛くて苦しくて面倒で、とてもやりきれる気がしなかった。それでも、「この人(妻)と一緒になるためには歩みを止めちゃダメだ。どこまでも突っ走ってやる。」そう思った。俺がグングンと心を成長させていくのを、妻が喜んでくれるのが嬉しかった。未だ修了過程ではないけれど、"駆け出しスーパー夫"を名乗れるだけのレベルには到達できたんじゃないかな。

〇妻と同棲について相談した時…俺は妻と出会う前から「安楽死するための貯金」をしていて、それなりに十分な額を持っていた。しかし妻には元夫のつくった負債があって、俺と同棲するなら「自分でそれを処理するから1年待って欲しい」と伝えられた。そこで俺は自分が死ぬための財産を、自分が生きるために使いたいと思った。遠隔で妻に送金した時は、「もしこれが結婚詐欺だったとしても恨まない」と言った。こんなにも生きることに期待してお金を使える人生だと思っていなかったから。

〇妻との同棲が決まった時…いつかまたバンド活動をするかもしれないと大切に保管していた音楽機材を、早朝から往復6時間運転して実家をアポ無しで押しかけ、大量の荷物を預けた。今思えば、後に両親とは絶縁する訳だから、全て売ってお金に変えてしまえばよかったかな？

〇妻との同棲が始まってから…こだわり・飲酒習慣・ゲームを捨てた。俺は元々こだわりが強く、他人からは「触れてはいけない領域がある人」という認識を持たれていた。しかし、1人ではなく2人で生活する以上は金銭感覚、家事や物の配置、人間関係といったこだわりを1つずつ手放していく必要があった。どうしても難しい、やりたくないと思っていたことも気づけば達成していた。これが愛か。酒はウイスキーが好きで、100種類を優に超えるくらい飲んで記録している。そんな浴びるように飲んでいた酒は、妻とイチャイチャするのに邪魔だから辞めた。また、俺は生粋のゲーマーで誰といる時もポチポチするのが当たり前だったが、妻と過ごしている時だけは起動する暇が無いから売った。妻の話はゲームよりも面白いからだ。しかも妻は2次元キャラよりもビジュが良い上に自由に触ることもできる。セクハラ最高だぜ。マリオは買った時よりも高く売れて嬉しかった。妻のシャンパン代にでもなれば良いと思う。

〇妻との結婚を決めてから…理解のない両親、家族を捨てた。プロボーズ後、俺の信頼する祖父母と顔合わせをした。祖母と妻は海外的な色が共通して仲良くなれたので安心していたが、祖父が問題を巻き起こしてしまった。ある日突然、ビデオ通話で3時間にわたって父&祖父から妻を罵倒され、俺は身内と縁を切った。両親には最初から期待していなかったが、想定を遥かに超える酷い有様だった。祖父には信頼関係を裏切られた失望がある。祖母は家族で唯一まともな感覚を持つ人間だが、毒家庭の少数派としては発言力が弱すぎた。妻も過去に身内と絶縁しているため、これで俺達は"2人きり"で生きていくことになる。不安が全くない訳じゃない、それでもやっていける自信がある。俺の人生において、俺達夫婦の人生において、ベストな選択をしたと思う。いい女だ。

もし俺が何か1つでも固執して手放すことができなかったら、"今"は絶対に有り得ない。だから、どれも惜しいと思わない。もちろん、全てが円満で順調で円滑に幸せに辿り着けるのがベストだ。ただ、俺の場合はこうする以外に妻と一緒に生きる手段は無かった。何一つとして。

あくまでも個人的な考えだけれども、こういう部分で「その人とはどこまで腹を括った関係性なのか」をおしはかれてしまうのではないかと思う。決して俗に言う"試し行動"とかいう幼稚なものではなくて、健全なカップルであれば"本当に愛が試される瞬間"というものは自然発生的に絶えず巻き起こっているものだ。それらを2人で乗り越え続けていく気概が、何よりもパートナーシップに必要な真髄なんじゃないかな。

そんな気づきを与えてくれた妻を、俺は銀河一愛している。