考えに考えぬいて泣いても、心が晴れない。笑い飛ばした方が、心晴れる時もあるんだよ。

希死念慮について書きます

うつ病による希死念慮というのは
なかなか厄介なもので
振り払うのに随分と苦労しました

うつ病を自力で克服してから
去ったはずの希死念慮に、また悩まされました

なぜなら、うつ病に打ち勝った後にも圧倒的な孤独が待っていたからです

うつ病になる資質にアプローチして、これを駆逐する過程において、邪魔となる人間を排除しました

親、兄、友達とかですね
自分の資質を形成するのに多大な悪い影響を与えた人達です

やったことは間違ってはいなかったと、今でも確信しています
ですが、やはり切りきれない思いもありました

焼け野原にひとりで立っている感覚ですね

なんだ、世界とはこういうものか
そう思いました

悟りとはどういうものか、ある程度知ってしまったのもあって
世界そのものに失望を憶えました

その時に、人生最大の希死念慮に襲われました

そして、最期の地と決めた沖縄で固定投稿の石碑と出会いました
この石碑により、命を助けていただきました

そこからまた猛勉強をして、希死念慮は完全に克服しました

あれから二年半が経ち、今は希死念慮は全くありません

僕は希死念慮を死神と呼んでいました
死神はいつも僕の隣にいて、その鎌を振り上げていたのです

うつ病の克服よりも、死神を消す方が大変でした

自死については、無責任なことを言う人が沢山います

死ぬなというのは簡単ですが
止めた人間がそのひとの面倒を見るわけでなし
友達や恋人になってくれるわけでなし

つまるところ、自分が死を見たくないだけだと僕は思います

だから、言葉に説得力がありません

死、そのものは悪ではありません
残念ながら、自死ではなくても全員死にます

死を受け入れること
人間はいずれ死ぬのだと、目を背けずに直視すること

そこから始めればいいのです
死を受け入れたならば、次に進めます
最期の日を迎えるその時まで、悔いなく楽しく生きればいいのです

そう考えることができたなら
今を懸命に生きる意味がわかります

これが、僕が到達した答えです

そんなに思いつめなくても
人生なんとかなりますよ

#希望