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背後のファイヤー吉田
いとこメンバーで、死んだはずの母方のじいちゃん宅で談笑。
じいちゃんが奥の部屋から出てきて「七洗いさんとこ行こう」と。
そういえば以前から行きたがってたな。七洗いさんというのは神社の名前だったか、地名だったか。
それじゃ、出掛けるんなら軽く化粧してくるから、じいちゃん待っててね。
───────
目が覚めて「なにかの思し召しか！？」と七洗いをググるも、そんな単語存在しなくてワロタ
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コメント
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まる。
えーとね、ご飯炊き直せなかったから焼きそばでいい？
で、具材切ってわーってやろう。休憩したい...が、子どもはお腹すいてるだろうから早く作らんとな
なる
身体は疲れてるはずなのに。
ここに来たらホッとするって言ってもらえるん
喫茶冥利に尽きる。
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紫苑／しおん🐈⬛
◆終章『未来を選ぶ』
帰ろうとしたとき、
彼女は歩き出した足を止めた。
紫苑の芽を見つめながら、
少し迷うように、言葉を探すように、口を開いた。
『私、ずっと
“私は私の最大の味方”
って言葉を大事にしてきたんです』
風が吹いて、
紫のリボンがかすかに揺れた。
『でも……今日、気づきました』
声は小さかったけれど、揺れなかった。
『“あなたは私の最大の味方”って言葉の方が、
あたたかいってことに』
僕は答えなかった。
うなずきもしなかった。
ただ、その言葉が胸の奥に落ちていくのを感じていた。
黒猫が、二人のあいだを静かに通り、
紫苑の芽のそばで立ち止まる。
芽はまだ花ではない。
春の光を受けながら、
伸びるかどうかも分からない細さのままだ。
彼女は僕の方を見て、
手を伸ばしかけてーー、
それから少しだけ引いた。
「……まだ、選んでいる途中なんですね。きっと」
『はい』
それだけで、十分だった。
それでも、さっきまであった距離は、
もう同じ形ではなかった。
猫が一度だけこちらを振り返り、
何事もなかったように歩き出す。
紫苑の芽は、風に揺れながら、
まだ花になるかどうかも分からない姿で
そこに残っていた。
僕たちは並んで坂を下りた。
話すことはなかったけれど、
沈黙は重くなかった。
春は、もう来ている。
#花彩命の庭 #紫苑
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