おはようございます。11月19日、水曜日。今日の一言。

愛情について書きます

真の愛情とは、相手を中心に組み立てるものです
自分が中心ではありません

これだけしてやったから
これだけ考えてやったから
これだけお金をかけてやったから

だから、幸せだと思いなさい

――そういうものではないのです

幸せは主観です
どう感じるかは、相手の自由です

愛情を注いだ「自分」が尊いのだ
そこに主眼を置いた時点で、それは相手のためではなく、自分のための行為になります

自分のためであること自体が悪い、という話ではありません
ただ、それを自覚しているかどうかが大切なのだと、僕は思います

ひとりよがりは、どこまでいっても、ひとりよがりです
だから、感謝を求めてしまう
見返りが欲しくなってしまう

真に相手を思った時
愛情とは一方通行なのだと気づきます

感謝や見返りではなく
相手がそれで笑顔になったなら
自分の心が温かくなり、それで良かったと思える

それが、愛情なのではないでしょうか

自己犠牲が尊い、という意味ではありません
愛情のあり方とは、そうしたものだ、という僕の考えです

相手に甘い言葉だけをかけ
ただ甘やかすだけの関係は
自分が気に入られたいという欲が前に出ているのかもしれません

それは必ずしも、相手のためにはならない
むしろ、害になることすらある
気づいた上でやっているなら、それは確信犯です

相手の幸せを本当に願った時
そこに「自分」は前に出てきません

ただ、これは――
穏やかな環境で生きていると、少し分かりにくいのかもしれません

人を磨くのは、負荷だからです
味わった地獄の数だけ、人は成長の機会を得ます

その機会を掴めるかどうかは、自分次第です

子育ても、同じだと僕は思います
「誰のおかげで、ここまで育ったと思っている」
そう口にする親ほど
実は何もしていないか
方向を間違えた愛情を注いだか
まだ人生の本質が見えていないことが多い

愛情とは
ただひたすらに、温かい陽だまりのようなもの

それでいいのだと、僕は思います

#希望