今の親孝行は、敬うならそれに値するだけの人間じゃないとね…みたいな感じだけど、古代中国では“親がカスである可能性”を考えていないので、“親である時点で敬おう”という思想らしい。

既にある意識について④

そもそも、なぜエゴは自分にはないって感じてしまうかと言えば、誰のものでもない土地を区切って家を建て、この中のものが自分のだと思い込んでいるからだ！

1番分かりやすい酸素で考えてみるといいと思う。私達は目には見えないけど、呼吸により酸素を吸って二酸化炭素を出して生きている。そして植物はその反対。
もちろん家の中にいる時、家の中の酸素を吸う。でも、外に出ても酸素を吸う。友達の家に遊びに行っても、そこで酸素を吸う。誰も、この家の中の酸素は私のものだから吸うなとは言わない。
お金でも物でも同じだ。ただ今我が家に来ているだけで、次またどこかに行く。今どこかに行ってるだけで、次我が家に来る。（物も、今そう形作られているだけで、ゴミになって燃やせばまた別の形となり存在する）そうやって、全てのものは循環しているだけだ。どこにあろうと大して意味はない！そんなに〝我が家〟にあるかどうかに固執する必要ってない！私のものなんて考えがおこがましい！

私の家のお隣に綺麗な薔薇が咲いている。薔薇はただそこに咲いているだけだ。私はいつもそれを眺めて幸せを感じている。そのお隣の家から見ようが、私の家から見ようがそこに薔薇があって幸せを感じられる事に変わりはない。何なら手入れもせずに毎日綺麗な薔薇が見られるなんて、持ち主より私の方が楽でいい🤣
そして、そんな風に幸せを感じていたら、切った薔薇を頂けて本当に我が家にやって来たりする😆（挨拶程度しかしてない関係なのに…）

だから、「この家に今ない」って事に目を向ける必要ってない。「私の世界には何でもある。いつかここにも来るし、またどこかにも行く。全部循環している心地良い世界に私は居る」でいいんじゃないかと思う。

いつも、今という瞬間を感じていればいいと思う。今居る場所、今目の前の景色、今食べているもの…
この世界の全てが、自分を彩ってくれる要素だ。