昨日、実家にいた末の弟(犬)が亡くなった。｜ぱぴぷの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

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ぱぴぷ

2025/10/21

昨日、実家にいた末の弟(犬)が亡くなった。
14年前にスーパーで妹が拾ってきて、飼い始めたはじめての犬だった。
拾ったばかりの頃は、真っ白のふわふわぽわぽわの毛玉ちゃんで、シロクマの赤ちゃんだと思っていたぐらい笑
今年に入ってから、病気もしていて、最近はご飯も食べなくなっていた。それでも、まだまだいてくれると思っていた。
まだまだ足にじゃれついて、まだまだワンッと力強く吠えて、まだまだ走ってくれると思っていた。
私は最期に間に合わなかった。
こんなに早く最期が来るなんて考えなかった。
人間より確実に命が短いことから目を背けて、居てくれて当たり前だと思っていた。
でも本当はわかっていた。
最近は、伏せっていることが多かったことも、滅多に吠えなくなったことも、走るのも軽やかではなかったことも。
現実は、もう最後の力を振り絞って、毎日毎日私たちに会うために生きていてくれていたんだ。
それなのに私は……

親から連絡をもらって会いに行ったら、温かかった体が冷たくなって、硬くなって、音もしなくなっていた。
でも、父の腕の中で、ひとりぼっちじゃなかったんだって。そうか、ひとり寂しくなかったんだ。
もう辛くて痛くて苦しい思いはしなくていい。
もう頑張らなくていいよって言葉で旅立ったんだって。そうか、やっぱり頑張って無理して毎日生きていてくれたんだ。だめなお姉ちゃんでごめんね。
これからは痛みも苦しみもない、老いも疲れもない世界でたくさんお散歩しよう。でも誰もリードを引いてやれないから、誰かが行くまではゆっくりしていてね。

またね！ってお鼻を撫でてあげられない。たっぷりの硬い毛をわしわししてあげられない。目を見つめてもらえない。
写真を見返して、声を思い出して、温かかった体を思って毎日泣いている。かわいくてかっこいいやつだった。本当に。

家族みんなの匂いを忘れずにいておくれよ。
しばらくしたら迎えに行くから、私たちを見つけてくれよ。おやすみ。また会う日まで。