好きな色教えて笑青｜竈門神社の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

最近話題にもなっていた芸術家の展示に見に行った際に感じた事、その芸術家は先進国のゴミを押し付けられゴミの溜まり場となってしまってるという問題のある発展途上の国に行きそのゴミで作品を作り、その作品が売れることで、売上金を還元しその国を発展させゴミを減らす活動をしていた。その芸術家曰く資本主義がエスカレートした結果ゴミの溜まり場となっているこの場所を発展させ、そのような場所にさせないようにしていきたいと言っていた。しかしこれはどうも疑念が湧いた。一つにその作品が売れたことにより、一時的なゴミの減量に成功しているが、これはただその作品としての期間を終えた際、またゴミとして戻ってしまう、結局それはゴミを別の場所に移動させているだけのただの遅延行為なのではないかと言う点、そして、もう一つが重要な点として感じたのは、この先進国のゴミの溜まり場として、扱われてきた国を発展させ、先進国と同じような発展を遂げさせた際、別の国がその最下層の役目を追う羽目になるのではないか、結局ただの商業映えとして謳っている綺麗事の側面が大きすぎるのではないかと言う点である。犠牲になる国があってはいけないとはわかっているが、これは根本的なゴミの押し付けがなされていることそのものの解決に触れていないのである。しかしその芸術家に関するサイトを検索してみると、この問題に対して、ゴミが集まる問題そのものは変えずにリサイクル工場を建てサスティナブルタウンを作ることでこの国を発展させていくと言っていた。このサイクルを変えないことにより、ゴミの溜まり場としての役割を他の国に押し付けないで循環型の社会を形成し出来るということであろう。だがこれには新たな問題が発生している。それは結局この行為により、生まれる富は果たして全ての国に対する循環型のサイクルであるのだろうか、結局は資本主義のエスカレートに加担しているように感じるのは私だけだろうか。なぜそう感じるのか、それはこの循環型の社会のサイクルに入っていない国は結局置いていかれるだけなのである。より貧困の格差を生み出す新たなサイクルを作り出しているように感じてしまう。このゴミがなくなった時、その芸術家は作品を作れなくなりこの物語を完成させると言っていたが、この物語が終わった時、そこにあるのは資本主義のエスカートから生じる新たな格差の生み出しではないのだろうかと感じた